愛と夢と花の道

幸せにひたった『DREAM TRAIL』。

8日、千秋楽とその後に行われた、出演者のアクシデントで中止に
なった公演の振り替え公演を観てきた。
二日に亘って観る予定が一日で済んでしまった。
初日をいれて3回、まだ観たりない。もっと観ていたかった。
DVD、絶対に買うのだ。

今思い出しても鳥肌ものの素晴らしい舞台だった。
圧倒されたぞ宝塚の歩み
タキさんの歌う「いつか夢にみし うるわしの宝塚」は観るたびに泣いた。
この歌を聴くと、宝塚に憧れてやまなかった少女の頃に戻るのよ。
胸がふるえるのよ。
親に内緒で通ったこともある東宝劇場の赤い絨毯を思い出すのよ。
舞台を観たあとはもののけに取り憑かれたかのように、お堀端を徘徊
していた自分の姿が脳裏を過ぎるのよ。

少数精鋭のダンス陣に目を奪われ、コーラスに。。。なんとなんと
オサさんが歌う「あさきゆめみし」のバックコーラスがタキさんにハマコ
にみどりちゃん(もう一人いたのに誰だったか思い出せない)だなん
て信じられます?ゴウジャスすぎて倒れそう。
敬称あったりなかったりでスミマセン。


オサさんファンとしては、初日よりものびのびとオトコマエ度が上がっ
ていたのが嬉しかった。
最終公演となった振り替え公演では、いつもの花組ポーズでオゥ!と
ひと声吠えて、表情変えずにすましてはけていった。
それを受けてツレちゃんが、アハハ~と例の無邪気な笑い声を発した
ので客席爆笑。
舞城のどかちゃんもどこの場面かで、控え目に花組ポーズをしていた
なぁ。

1幕のピンクドレスの帽子とケープ(だった?)ありのオサさんも、帽子
ケープなし肩出しデコルテラインがぁ~~のオサさんも、森に住む木霊
みたいな白い衣装のオサさんも、どのオサさんも優美で可愛くて、久さ
しぶりになごみを与えてもらったようだった。
やっぱりオサさんはオデコをちょっと出して、顎のラインも出してのヘア
ースタイルがお似合いなのだ。
でも言っちゃえば、2幕の青緑のようなパンツスーツは着こなしている
とは思えましぇ~ん
肩の上にはみ出している大きな花が邪魔じゃないかい?パンツも工夫
してもっと綺麗にはいてほしいんだなぁ。あれは布地の問題にしておく
ことにしようかとも思ったのだが、ネチッと書いてしまったわ。ごめん。

そりゃぁベルベットボイスの素晴らしさったら言うに及ばず。
ジャズメドレーなど、もっと聴いていたかった。

「ナイト&ディ」
それにしてもツレちゃん、you you you ~♪ だけで大スターの貫禄
すごい。
「コットンクラブ」
軽快な「A列車で行こう」
楽しくて身体でリズムをきざんでしまいそうだった。

「ゆめの花すみれ」 タンゴ。
もしかしたら初めて聴いた歌かもしれない。
Sさまから、あれは今の帝劇に建て替える前のエンタシスの柱があっ
たギリシア神殿のような帝劇で宝塚公演をしていた時代の歌だとお聞
きした。そういえば日本にもタンゴブームの時代というのがあったと訊
いたことがある。その頃?
タンゴの哀愁がいかにもオサさんなのだ。あぁ~の吐息もね。
やけに、あぁ~の部分が多い歌で吐息だらけに得した気分。バカだね~

すぅ~~みぃれ~~♪
と切なく歌い終わるとみどりちゃんの「君ありてこそ」。
オサさんは後方の椅子にすわる。
右足を思い切りスーと伸ばしてから足を組む花組すわり?でかっこ
いいんだなこれが。
物憂げなオサさんに寄り添うように、椅子の背もたれに手をかけて
 君を優しく見つめては ささやくような~♪
と歌っているというのに、そんなもの見えない聴こえないかのように、
スクッと立って行ってしまったオサさん(涙)
あなたらしいわ~~と喜ぶ私。バカだね~

初日観劇後に書いたように、ツレちゃんの寺田メロディー、パリ公演
の迫力絶大な歌と、この日のゲストであるシメさんのこてこてに濃い
感情過多な歌(「今日強く君を愛す~♪」の出だし何フレーズかは、ま
さしく『皇帝と魔女』の主題歌だけど、これ何の歌?)に挟まれてしま
ったオサさんの日本物公演の二曲。
どうしてくれようぞ。。。
だからね。オサさんの二曲が究極の清々しさで心にしみわたってくる
という、なるほど心憎い演出だったというわけか。

『メイちゃんの執事』の千秋楽のカーテンコールを途中で抜け出して
DCに駆けつけた友人も、「オサちゃんやっぱりいい。泣いた泣いた。」
と感動していたもの。

好きなくせに 好きといえない この胸の悩み~♪
家でも気がついたら歌っているのが「サ・セ・ラムール」のオサさんの
このパート。
オサさんがあんなにお茶目な目をしてダバダ~なんてハモリながら
カリンチョを見つめていたからか、苦手だったカリンチョをついに好き
になってしまいそう。バカだね~

思い出すまま纏まりなく書いてみたけれど、もう公演が終わってしま
ったのが悲しい。
この舞台を観ている間中、きっと私はモナリザの微笑みを浮かべて
いたに違いないの(自分で言うか~)幸せで幸せで。



拍手を有難うございました

 前々回にコメント下さいました名無しさま
  文章の途中で送信されましたか?せっかくコメントを入れて下さっ
  たのに、このブログの拍手コメント欄がとっても使いづらくて。
  ごめんなさい。
  ご自分が歌手であることを。。。のあとを是非とも続けていただき
  たいです。。。いかがでしょうか。


  

第18回讀賣演劇大賞

まだ夜が明けきっていない時間に小豆からのメールを受信。

讀賣演劇大賞 最優秀女優賞 麻実れい。
60歳だったのね。

一気に目が覚めた。
まぁなんだな。。。60歳がどうだというのよ。そうよ団塊の世代よ。
我が家は朝日新聞なので詳細が知りたくて、コンビニへ讀賣を
買いに走った。

おめでとうございます。ターコさま。

最優秀賞は、第1次選考会で投票委員101名の得票数1位の作品・
人物で決定するとのこと。
ターコさんは幹の会+リリック『冬のライオン』のエレノア・オヴ・アキ
テーヌ役、tpt『おそるべき親たち』のイヴォンヌ役の演技が評価され
ての受賞。
過去に優秀女優賞 7回受賞。そのうち最優秀女優賞が今回で2回目。

受賞レースの常連さんとでも申しましょうか、いつもならあっ!またね
で慣れっこになっていたけれど、今回は特別に嬉しい。
いつの時も、今の麻実れいが演じるべき作品、役柄のオファーが光
の道のように迷うことなくまっすぐとターコさんを目指しておりてくる。
システィーナ礼拝堂の神の手が、生命を吹き込むようにのばした指の
先、そこにあるのはアダムではなくターコさん?
そう思えてしまうほどに、演劇人として選ばれた人。

退廃と猛々しい奔放にまみれつつも、あくまでもエレガントという
絶妙のバランスを見せた。
この審査評に異論はないが、麻実といえば退廃とエレガントだと
『双頭の鷲』『サド侯爵夫人』を演じた頃にはすでに言われていたこと
ではあるのよ。

大賞は蜷川幸雄との一騎打ちだった『ザ・キャラクター』。
野田秀樹の作品だ。

DREAM TRAIL ~宝塚伝説~ ドラマシティ 初日

東京でご覧になったSさまからの第一報が「シメさんの毒気に殺ら
れた」だった。
そうか。。。殺られないように心して観るつもり。
ところが初日の今日はノルさんとコムちゃんがゲストだった。

Sさまから事細かく伺っていたとはいえ、舞台上の動きまではわか
らない。
あ~なるほど、本日目の当たりにしてやっと解明。
懐かしい曲がどんどこ歌われ踊られて、あ~!あ~!あ~!と
声にならない感嘆の叫びをあげているうちに終わってしまったでは
ないか。
もちろんじっくり聴かせる場面も織り込まれていて、そのような場面
では全神経集中で聴き入ってきた。

オサさんが、オトミさんとカリンチョ(だったかな?)と歌うなんて素晴
らしい!! あの歌。。。好きな歌だけれど、なんだったかしら?

カリンチョの歌う「羽根扇の香り」には、あ!あれだ!!ときた瞬間
涙ぐみそうになった。
『42nd STREET』が頓挫したかなにかで小原先生のショーになり、
赤い衣装でセリあがってきたターコさんが歌った歌だ。
あの頃、カリンチョは新人公演でターコさんの役を演じることが多
かった。

ツレちゃんが声ふりしぼって、お馴染みの寺田メロディ+パリ公演
のクライマックスの歌を熱唱したあとにオサさん「あさき夢」と「虹の
彼方へ」の日本物を。この不思議さはどうだろう。
ここで当然のごとく空気ががらっと入れ替わった。
灼熱の太陽を全身にあびていたのが、今は青白い月の光に照らさ
れて、さあ舟を出すのよ。。。の雰囲気。
ショパンのあの曲のあの光景に戻った?私?

どうしたってオサさんは月なんだもの。
亡くなった太地喜和子がよく「ターコは月だ、不幸っぽくて不幸っぽ
くて月だ。」と言っていたけれど、オサさんも月。
幸せだろうけれど月。

オサさん、貫禄充分のお姉さまがたと並ぶと初々しさが際立って、
1幕はまるでギリシア神話に出てくるnymph のようだ。
お茶目で自由なnymph は花組ポーズを忘れてはいなかった。

まったく纏まらなくてなにを観てきたのか? あと2回観る。


拍手を有難うございました

 AZUママ
  取り急ぎのメールで失礼しました。
  インターナショナルから乗ったタクシーの運転手さんが鳳蘭を
  乗せたけど静かな人でしたなんていう話を延々としていて、
  メールを打っている私の邪魔をしたの。
  梓ちゃんがご帰国されているのならなおのことDREAM TRAIL
  観るべしですよ~~

うきうき~が近づいて来る

Sumire Notes スタート記念イベント。

290
(PC保存時は綺麗な画像なのに、こうしてブログにUPしてみると
 どうして劣化しちゃうのでしょうか?いつも疑問。)


日帰りできるかしら?どうかしら?

大阪待ちの『DREAM TRAIL』。
Sさまからの第一報、さらに臨場感バンバンの第二報で
すでにノリにノッてます。
お聞きしただけで泣いたしね。泣くツボがありすぎです。


拍手を有難うございます

 AZUママ
  お咳、苦しそうでしたけど、その後いかがですか?
  『モーツァルト!』がアダとなりテンション低め?
  そんな時の快復剤は春野に麻実に大空にハドリアヌス 
  まぁ私にしてはめずらしく気分は躁~
  一緒に『DREAM TRAIL』に乗り込みましょうよ。

  

追ってハドリアヌス

前回ブログをUPしてベッドに入って、持ち込んだ須賀敦子の『ユル
スナールの靴』の頁をパラパラと繰っていると、指先がとある文章
であれ?というように止まった。

ハドリアヌス帝を追ったマルグリット・ユルスナール。その後を
須賀敦子が追ってヴィラ・アドリアーナの遺跡を訪ねた時のことだ。
皇帝が晩年引きこもったといわれている「海の劇場」について、
『これが何世紀ものあいだ「海の劇場」と誤って称され、近年、のち
の研究者たちが「島の離宮」と呼びなおすことにした。。。』
とあるではないか。

NHKBS『ローマ皇帝の歩いた道(後編) 末路を見つめたハドリアヌス』
でナレーターの柴田祐規子はたしかに「海の劇場」とよんだ。
この番組は初回放送が2004年とはいえ、1996年に出版された
『ユルスナールの靴』の時点で「島の離宮」と呼びなおすことにした
とあるのに、呼びなおしていないではないか。

もう眠れない。
今度はノートPCをベッドに持ち込み、ヴィラ・アドリアーナの公式サイト
へといってみた。

   こちら⇒☆  なんと美しい、ゆめのあと。

Teatro marittimo とある。
公式の記述がこうなのだから「海の劇場」でよいのではないのか?

ひっかかりを見つけると眠れない。
ヴィラ・アドリアーナを訪れた方、もう一度案内書をだして読んでみて、
私に教えてほしい。
私に安眠をください。 


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ハドリアヌス帝が愛したアンティノウス。
アンティノウスの彫像の中では、ルーヴル美術館にあるまだ少年の
面差しを残したこの横顔が好きだ。

さまよえる いとおしき魂よ

ハドリアヌス帝が死の床で作ったといわれている詩文のいとおしき
魂とは、死にのぞむ皇帝みずからの魂ではなく、ナイル川で溺死し
たまだ10代だった青年アンティノウスの霊への呼びかけではない
かと、須賀敦子は『ユルスナールの靴』で書いている。

私はそうだとばかり。。。俗っぽく考えてはいかん、などと打ち消して
きたけれど、やっぱりあれはアンティノウスよね。


拍手を有難うございました

 AZUママ
  いや~非常にすさんじゃいますよ。
  予定が組めないというのはかなりのストレスだわ。
  そのストレスを踏んづけて、戦うの。
  AZUママだったら勝てるわよ。って勝ち負けの話か
  もうすぐメイちゃん。咳がすごくて。行けるのか? 

    

皇帝

お正月のNHKBSはイタリアの大特集(再放送)てんこ盛りだった。
何故に?
今年はイタリア統一150周年なのだとか。

手当たり次第に録画していたものを、家人が寝静まった深夜に見て
は消去していくなかで、これは保存だとディスクに落とした番組が一
つだけある。

『ローマ皇帝の歩いた道(後編) 末路を見つめたハドリアヌス』。
ハドリアヌス帝が、ローマ帝国の隅々までを自らの足で視察して回る
旅に費やした時間は12年。その足跡を辿る旅だ。
アッピア街道から始まる旅の案内人は東大名誉教授の青柳正規氏。
氏の穏やかな語り口が耳に優しく、研究者だけに豊富な知識に基づ
く的確な説明は、かりそめの知識しか持たない私には驚くことばかり。

巨大なローマ帝国の地図を見ただけで仰天なのに、イギリス、トルコ、
アフリカと帝国のいたる地域からローマを目指して張り巡らされた道
路網には、いったいどれだけの人員が、作業が、と気が遠くなってくる。
といったことにはじまり、古代歴史は想像を遥かに超えた驚きの連続
で、まるで小学生に戻った気分となるのだ。

栄光の時を過ごしながらも、帝国衰退の兆しが忍び寄って来るのを
訪れた土地で目の当たりにしたハドリアヌスの旅の終わりは切ない。
ルーマニアのダキア放棄に関して、元老院と世論に屈したハドリアヌス
は孤立していった。
旅を終えローマに戻ったハドリアヌスは、郊外のヴィラ・アドリアーナで
暮らすことが多くなり、特に好んだのは海の劇場と呼ばれる円形の
小さな離れで、晩年は誰もそばに寄せ付けず誰も信用せずに暮らした
という。
哀しさを漂わせた音楽のせいか感傷的になってしまいそうなところを
青柳氏の言葉で救われた。

広大なローマ帝国で、皇帝といえどもどんなに力を振るっても動かせ
ないある種の無力感が、この狭い空間だと逆にすべて隅々まで目が
行き届くということを彼は感じたのではないか。
食堂もあり読書をする場所もあり浴室もある狭い限られた空間での
心地良さを楽しんだと思う。


また読んでみたくなった『ハドリアヌス帝の回想』。
ハドリアヌス、彼の長い長い独白を聴いていたい。
著者マルグリット・ユルスナールの仕事部屋の壁には、ハドリアヌスの
彫像の写真が掛かり、本棚の上にはギリシアの彫刻が置かれている。
この部屋で『ハドリアヌス帝の回想』は誕生したのだ。

286


拍手を有難うございました

 AZUママ
  びわ湖ホールでの新年祝賀会、良いスタートとなりましたね。
  その指揮者、まさかの塩田先生だったりして。
  ここのロビーからの眺めは最高でしょ。やみつきになるのです。
  秋のオペラは完売ですね。
  え?花組、また思い切ったことを
  サヨナラ公演だから助けてあげなくてもいいわね。

 たぷろうさま
  年明けからご多忙のご様子。
  お!先をやられた!!どこのメーカーでしょう?レビューを楽し
  みに待ってますからね。
  この間、アンゲロプロスをやっていたので見たのだけど、もう少
  しで終わりというところで、あっ!これ前に見たことあるわと気が
  付いた。ボケをとおりこして痴呆かね

  
  

2011年

今年もよろしくお願いいたします。

毎年恒例の、某テレビ局のI氏を囲む会が、今年は新年早々に
あった。
解説委員長職を退いた現在、特別解説委員をされているI氏は
ワイドショーなどのコメンティターで東奔西走。時間がなかなかと
れないのだ。
30人ほどの集まりで、そのほとんどがI氏と同じ学習院の同窓生。
年齢さまざま。
会場となったヒルトンのお店のオーナーもOBなので、びっくりの
お安い費用にして下さったかわりに少しの時間延長も許されず
テレビで言えなかったニュースの裏側話は。。。。。。。。はてさて。

雪組の『ロミオとジュリエット』を観てきた友人から、長い長い感想
メールが届いた。そのメールですっかり観た気分となり、もう私は
観ないでいいことにした。
観劇初めは今月末のメイちゃんにしよ~
なんとも気合いのはいらないこと。
1月はほぼ冬眠状態、目ざめは『DREAM TRAIL~宝塚伝説~』。
これでぱっちり目ざめるぞ。ツレちゃんだしオサさまだし


拍手を有難うございました

 たぷろうさま
  こちらこそお世話になりました~
  年末はバタバタでとうとう映画館には行けなかったです。
  ヘレン姐さんのトルストイのなんじゃらDVD、購入予約したわ。
  ネットレンタルでは、順番が来るのなんか1年後だもの。
  近々お逢いして、今年のアカデミー賞の予想でもする?

 AZUママ
  芸術品のようなお節を人に作ってもらうのっていいですよね。
  私なんかゴボウの皮を包丁で削いだだけで両手アカギレよ。
  アカギレた手で迎えた新年でした。
  AZUママは『冬物語』のオサさん、好きね。
  私はどちらかというと、男役として完成したあたりのオサさんが
  いいかな。あれは夢だった。。。?

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