はじめて聴いた時はムッとした。
幻想即興曲と夜想曲のアレンジが原曲からかけ離れすぎ。
あえてそうしたのか? ムッ!ムッ!
詩を味わっているうちに、かすかに伝わってくるあのメロディー。
いや確かなメロディー。
原曲の趣を残しつつ、今を生きる男女のドラマを時にはアンニュイに
時には情熱的に語るのね。
ムッとしたのが嘘のように、このドラマチックな世界に魅せられて、軽
目アレンジの他の曲よりも断然好きになった。
マラケシュを観ていなければ、今こうしてオサさんのCDを聴いている
こともなかったはず。 砂漠で果てたリュドヴィーク、それともイベットか。
彼らのパリが。
時をこえた今、ノクターンの調べにのって新しい恋人たちのなかに甦っ
たかのようだ。ああまた同じドラマを繰り返して。
マーラーも、はじめは「ん?」だった。
へんちくりんなところが大好きだったケン・ラッセルの映画 『マーラー』
での、湖水に浮かぶコテージの仕事部屋を思い出した途端、そう!こ
れは湖水なのだ!舟を出さなきゃ。月の光に導かれて私は行くの。
なんと静謐で美しい風景なのだろう。
もう陶酔であります。 オサさま、ありがとう。
拍手をありがとうございました
AZUママ
ましてこの暑い時でしたから、移動は酷ですね。
手付かずテープにDVD類、気に入ったが最後そればっかりに
なるので、手付かずが山積みになってしまうのね。
今見ないものはあとでも見ない、あとで見るものは今でも見る
ハムレットの台詞とはちょっと違う?。。。でもこれ教訓。
肝心なのは覚悟だ。いらないものは捨ててしまおう。
片付けられる女になりたいです。
まいじょさま
須賀さんがサバの書店を訪ねたときと同じ思いにかられて。。。
ということなのでしょうか。
では私は、リナーテ空港21時50分発でトリエステを訪ねましょう。
『鉄道員』のビデオを見た時には、リッカ家に黙ってあがり込んで
いろいろ覗き見しているような気持ちになりました。
現在の『ミラノの奇跡』は? 日本の都心のような変わり具合では
ないことを。それこそ奇跡でしょうか。