GWは通いましたよ?
はい。「マラケシュ・紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」に。

今日は千秋楽。マイ楽は昨日でした悲しい
本当のところは、びわ湖ホールでのフェニーチェ歌劇場来日公演
のビゼー「真珠とり」も観たかったのですが(ミシェルさ?ん!この
アリア、「耳に残るは君の歌声」で効果的に使われてましたよね)
こちらはいつでも観れる、ヴェネツィアで観たっていいのだし(あん、
身内を飛行機事故で亡くしているトラウマから脱却できて、飛行機
に乗ることができるようになったら行くさ?)
だが春野寿美礼の宝塚での舞台には限りがある、そう遠くない日に
終わりがやってくるかもしれないのだからと、せっせと通いましたよ。

マラケシュ。。どこかで訊いた地名だと、しばし考えてやっと思い出
したのが、あらいやだパスカルの白亜の別荘があるところではない
の。そういやぁ、フランス映画祭横浜がもうすぐでしたね。

砂漠の入り口となる最果ての地。
この地で果てた春野寿美礼演じるリュドヴィーク。
オサさん(春野寿美礼)の孤独感がたまらなくいいのだわん。
愛する人が、罪の意識から深い傷を負って生きてきたと知った時に、
リュドヴィークの頬をぬらす涙がライトに光って。。
今日も見てしまったあの涙、また見たいあの涙、次の休日に観に
行こう、ああどうにもこうにもきりがない、こうしてお決まりの嵌まるっ
てやつに堕ちたのね。

楽曲も寺田メロディーで育った私としては違和感を覚えて最初は
馴染めなかったのに、聴いているうちに味わい深くて良いではないか
と、ライブCD、DVDが発売されるまでの繋ぎにピアノCDまで買って
しまいました笑い

ショーの「エンター・ザ・レビュー」。なんだ酒井先生、曲の選び方も
昔とまったく変ってないのね。華麗なるマンネリ。
ところが不思議にこれが心地よい!
アランフェスのダンスに、口を閉じるの忘れて見入って。
フィナーレでオサさんが歌う「愛しかない時」では目眩するほどに酔っ
て。
帰りの阪急電車では頭の中で歌いっぱなし、おもわずダンスの振りま
でしてしまいそうになるのをこらえていると、西荻の駅の階段を舞台の
大階段にしたてて、タカラジェンヌよろしく足元をみないでリズムをつけ
て降りていた中学時代が甦ってきて気恥ずかしい。

終演後、春野寿美礼の過去の作品のビデオやDVDだけにとどまらず、
グッズ類をバスケットに山盛り入れてレジに並んでいたところ、誰かに
肩をたたかれたのでふり返ってみると、ギョエ!かつて声楽を教えて
いただいていた先生ではないですか。
元タカラジェンヌ。バスケットを指差し
「お好み、変らはりました?」
言われちゃったよ汗