イタリアがファシストの圧制から解放された時のダヴィデ・マリア・
トゥロルドの詩
「奇跡はやってきた。 ひびわれた土くれの、石の呻きのなかから。。。」
は、抑圧された時代に生きる若者の自由を望むたぎる思いが満ち
溢れていて、深い感銘をうけました。

遠い昔には、シェイクスピアの「マクベス」でマルコムが言って
います。
「どんなに長い夜も きっといつかは明けるのだ」
モンテ・クリスト伯の「待て、そして希望せよ」みたいなものですね笑顔

そうしてやっと迎えた新しい時代でのダヴィデについては、須賀敦子
の著書に詳しいですが、聖職者でありながら、ロシア人は友達ですと
発言したり、ミラノのドゥオモでインターナショナルを歌ったりと、教会
とは相容れないような言動でミラノから追放されたりしているのですよ
ね。
須賀敦子がはじめてダヴィデに逢ったのは、そんな追放中のころの
事で、英国でだったのではありませんか。。?(記憶が。。汗

そのダヴィデが、セニガリア修道院の修道士だった頃、写真家のマリ
オ・ジャコメッリによって多数撮影されています。
ダヴィデの詩、「わたしには手がない やさしく顔を愛撫してくれるよう
な」がタイトルとなったジャコメッリの写真集は→

と、当HPにすでにあるようなことを、くどくどと書いてみたくなったのは、
ちょっと下↓にある「芸術新潮」を丹念に読んでいくうちに、マリオ・ジャ
コメッリの回顧展を知らせる記事を見つけたからなのでした。

が、場所はParis、しかもこの「芸術新潮」そのものがバックナンバーに
つきすでに過去のことでした?。といって、なんだい!!とお怒りになら
ないでくださいね?

写真集はネットで購入することができますので、機会がありましたら
お手にどうぞプレゼント