今週の金曜日には、ドラマシティが初日ですよ。
「Appartement Cinema」(アクサン省略汗)。手持ちのチケ8公演。
もうちょっと増やして出かけついでに2公演観ることにしようかな、と
考えていたところにあの製作発表が!
「ファントム」!!
こっちに!こっちに通う!!で、DCは8回でいいだろうってことに。

といいながら私、「オペラ座の怪人」についてはその昔に劇団四季の
初演を観ただけで、特に心を動かされたということもなく、昨年公開の
映画も今頃になってやっとDVDを借りて見たものの、たぷろうさんが
いい!いい!と言っていたバトラーという役者にも心惹かれず、これ
といった感慨もなくあっさり見終えているのでありますよ。

宝塚版「ファントム」が「オペラ座の怪人」とどう違うのかなど、知って
いるはずもなく、たまたまHDDに保存してあった宙組の「ファントム」
を見た時には、楽曲で魅かれるものがないからと削除しそうにもなっ
ていたのでした。
が、が、フィナーレになった時のデュエットがビゼーの「真珠採り」の
アリアだったのが嬉しくて、いつかオサさんにもショーかどこかでこの
甘美な調べを歌い上げてほしいものだと、それだけを思っていたので
あります~
「真珠採り」のアリア、誰の演出版だったかファントムのラブソングだっ
たのだとか。ほ~ぅ。

サリー・ポッターが監督した映画「耳に残るは君の歌声」でも、この
アリアが効果的に使われていましたよね。タイトルそのまんま。
ジョニー・デップのジプシー青年とユダヤ女性との別れの場面のせつ
なさったら悲しい この場面だけで思いっきりジョニー・デップのファンに
なってしまいましたからね。

またケイト・ブランシェットがいい女を演じていました。
計算ずくで這い上がっていくことに必死にみえて、実は心根は純粋で
優しくて、ユダヤ人迫害の時代を一瞬の風のように通り過ぎていった
女。魅力的でした。

で、宝塚の「ファントム」は誰版「オペラ座の怪人」でしたっけ?
そこのところがいまいち分かってないと笑われそうですが。
製作発表でのオサさんの歌声「僕の叫びを 聴いてくれ~♪」に、心
が鷲掴みにされてドキドキ大 これが、魅かれる楽曲がないからと削除しそう
になったあの宙組と同じ歌だなんて!なんてこった!なんてこった!

じっくり聴いてあげますとも!
手を広げて必ず叫びを抱きとめてあげますとも!