マーティン・スコセッシ監督が、2007年夏遠藤周作の「沈黙」の撮影
に入ることになったらしい。
構想15年、脚本は「ギャング・オブ・ニューヨーク」「エイジ・オブ・イノ
センス」(はぁ~この頃のダニエル・デイ・ルイスは美しかった。。)で
のコンビでもあるジェイ・コックス。
噂には訊いていましたがついに始動ですね。

沈黙」は、かなり昔に篠田正浩監督が映画化しているのでリメイク
となるのでしょうか。
キャステングの発表はまだのようですが、日本にやって来た宣教師
ロドリゴにジョニー・デップ(お!オサさんがこの方のファンだとかお
っしゃっていましたね)、レオナルド・ディカプリオらの名前があがって
いるようです。
今IMDbを覗いてみましたら、宣教師フランシスにはハビエル・バルデ
ムの名がありました。  →
きゃ!たぷろうさ~~ん!(と呼んでみる)
彼の「夜になるまえに」を見ろ!見ろ!と公開当時薦めて下さいまし
たよねぇ。うん!見る!見る!といって見なかったんだった。。

スコセッシ監督はインタビューで「遠藤周作は、日本においてキリスト
教の信仰が浸透していった理由を、キリストの聖母的な面にみている
のではないか。 決断を下す神ではなく、許しを与える神として。私は、
いかに日本という独特な文化を持つ国の人々が、人生の儚さと避ける
ことのできない命の消滅を受け入れて来たのだろうかということに、と
ても興味がある」と語ったそうですが、まさに遠藤周作が描く神は一貫
して許す神、永遠の同伴者としての神。

カトリック教会に波紋をよんだみじめで無残なキリスト、そのような遠
藤文学へのあつくて深い監督の想いで描く宣教師、キリシタンそれぞ
れのさまよう魂が、どのようにスクリーンで見られるのか。
公開は2008年だそうです。