わたしはかもめ。。。いえ、ちがう。。。
おのれの十字架を自ら背負い、そして信ぜよ。

チェーホフの作品の中で一番好きなのが「かもめ」。

学生時代、新宿の紀伊国屋書店の白水社の戯曲が並ぶ書棚
の前に立っては、ラシーヌやジロドゥ、アヌイ、ベケット、ブレヒト、
そしてチェーホフ等の作品集の背表紙を、憧れをもって眺めた
ものでした。
乏しいお小遣いの中から、今日は買うぞ!と決心して、戯曲のど
れか一冊を手にした瞬間、もう私は私ではなく登場人物の誰か。。
時にはニーナ。。。になれるのが嬉しかったのかも。

そのニーナは、帰りがけに1階の柳花堂を覗いて、「歌劇」なども
買ったりしていたのですけどね。
柳花堂のあのおじさん、今もお元気でしょうか?


赤坂ACTシアター 「かもめ」は、とっても楽しみにしている舞台。
麻実れいと藤原竜也、二人に相応しい作品での共演で、ああ出会
いの時ってあるのだわ、を実感。

「かもめ」の公式サイトができていました。 ターコさん、ゴージャス!

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