「メランコリック・ジゴロ」は初演時、安寿・真矢にあてがきされた作
品だとか。 当時は宝塚から遠ざかっていたので未見。
そういうえば、これ以前に観ている「グッバイペパーミント。。」という
作品での二人の丁々発止のやりとりを思い出し、なるほどね、さぞ
かし安寿・真矢の持ち味にハマっていただろうと思いながら観てき
た新生花組、中日公演。
新たな風と意気込みを感じて、帰りに一人で祝杯をあげようかなと
いう気分になりました。

が、「2」となった「ラブ・シンフォニー2」は辛いったら。。。
別れが間近に訪れることへの緊迫感と悲愴感で押しつぶされそう
になりながらも、食い入るように別れる人ただその人だけを見つめ
ていたショーが、新しい誕生の喜びにかわって舞台も客席も柔らか
く和んだ雰囲気に様変わり。
着る人によって衣装の表情もあんなに変わってしまうのか。
戸惑いつつも、うん!それでいいのだ!終わりがあって始まったの
だからと、自分に言い聞かせるしかなかったのでした。