立ち上がりの遅さが異常な域に入ってない?と我が家のPCを
ひっくり返して裏側の蓋を開け、メモリを増設して下さったたぷ
ろうさん。
さらに必要ないソフトはどんどこアンインストール。
すみません、捨てることができない性格の私はひやひや。。。
筆王も、あなたにはいらないわねの一言で捨てられました。
使いもしないのに何年抱え込んでいたのだ、実にお見事な捨て
っぷり。

あっという間に身軽となった我がPC=ボスポラス。
今までの重さがウソのように快適となりました。


そして、「麦の穂をゆらす風」と「フィクサー」のDVDまで頂いて
しまったのです。
そうさ、楽天レンタルのリストの上位に入れていても、未だ順番
が回ってこない両作品。嬉し!

「麦の穂をゆらす風」は、久しぶりに見るケン・ローチ監督作品。
イギリスからの独立戦争そして内戦にいたる北アイルランドが
舞台。民族宗教間の争いは、合意とか締結で真の平和がやって
くるのだろうか。 ほんとうに希望を見出す時が訪れるのだろうか、
なんともやりきれない現実。

ガリラヤ湖畔に咲く赤いコクリコの花を眺めて「人間はかくも悲し
いのに、自然はかくもやさしい」と、遠藤周作は「イエスの生涯」
で2000年前のイエスに思いを馳せていました。
そのイエスの時代をさらに遡ってからの幾世紀、繰り返されてき
た過ち。
旧ユーゴ紛争での戦争犯罪人を、国際刑事法廷におくる国連検
察官カルラ・デル・ポンテの闘いを描いた「カルラのリスト」もノンフ
ィクションだけに辛い映画でした。
何事もなかったかのように煌くアドリア海。
全てを見てきたかのように小雨にけむるアドリア海。
ここでの自然も「かくも美しい」のに。