あら、ほんとだったのね。ファニー・ガール。

ワンマンバーブラのための作品。
バーブラに適う者はなしで、その後だあれも手をつけなかった作品。
映画での夫役には、当時日の出の勢いのオマー・シャリフを起用。
もろアラブ顔で、ハプスブルグの皇太子ルドルフを演じた彼よ。

それが日本では2回目の舞台化。
ファニー・ブライスを演じたのは1回目、鳳蘭。
そして2回目の2010年1月は、春野寿美礼。

この作品がBWで上演された時代以降、欧米では女性解放運動が
盛んとなり、社会の意識が大きくかわって、女性の生き方も多種多
様となった。

ファニー・ブライスの生き方に共感はできても(最後のマイ・マンなん
てバーブラと一緒に泣いちゃいます)、21世紀の今、周辺にいくらで
も存在するケースなんだもん。どうなのあの物語。
演出は宝塚の正塚氏ときけば、ましてやBWで上演したものと同じ
脚本だとしたら、激しく不安がつのるばかりなり。