2005年08月

くの字が忘れられないの

博多から帰って来てからもサーシャの病院通いで、心身の休まる
ときがないといった毎日でした。
夏風邪もぬけないのか、この間の休日に観に行った劇団四季の
「アイーダ」では押し殺しても押し殺せない生あくび。連発。

それでも気がつけば舞台にのめり込んでおりました。
アムネリスの鼻にかかったようなちょっとだけかすれた歌声が、アル
メイダ劇場の来日公演「リチャード二世」でフランスから嫁い来て、フ
ランスへと追放された王妃の声に似ているではないですか、好きな
声質。

隣の小豆に「あれは誰?」かとささやいてみようと思っただけなのに、
小豆ったらそれをいち早く察知したのか「声出すな」と言わんばかりに
肘で私の腕を突付いて拒絶しましたからね。
そのちょっとだけかすれ声のアムネリスはシルビア・グラブでした。
あら「エリザベート」で鞭ビシバシのマダムヴォルフにこんなところで
お逢いするとは。

でもなぁ。アイーダとラダメスの背の高さが違いすぎるからって、二人
が向かい合って寄り添う場面で、なにもラダメスが膝をくの字に曲げ
なくても。
何箇所かでとにかく律儀にくの字をされるので、そのたびに私はニン
ヤリせずにはいられなくてどうしましょう、あのラダメスの姿、忘れられ
ない。


母などは今でも、日生劇場で不釣合いに地味にジロドゥやアヌイを
やっていたあの四季がね。どうしちゃったの浅○○太、と申します。
時の流れを掴んだのよ。劇団存続の道よ。命よ。

ところがなにやらまた最近、キャストの発表の方法とかで一波乱あ
ったそうな。観客をなめたらいけませんてば。

ブルーノ・ガンツ

たぷろうさ~ん!と呼んでみる。。

ここのところ見たい映画がないなどと嘆いていましたけど、これなど
はいかがでしょう?
近場のシネコンでやっと公開されるようですよ。

「ヒトラー 最期の12日間」  オフィシャル→

なんていったってブルーノ・ガンツですから!
それに、オフィシャルを見て知ったのですが、「戦場のピアニスト」で
ピアニストを救ったドイツ軍将校の俳優も出演しているのですね。

ブルーノ・ガンツ!
テオ・アンゲロプロスの「永遠と一日」で、アルマーニのコートをさり
げなく着ているガンツを見たら、お願いだからアルマーニよ!日本人
にコートを売ってくれるなと切実に思ってしまうほど、ガンツのコート
姿はかっこよかった!!
こんな人とすれちがったら、間違いなく振り返って見惚れてしまうだ
ろうってもんでした。

私にとってはこの作品以来のガンツですから、ドイツ人演じるヒトラー
を俄然見る気となっています。

博多!

10年以上も前。
「ここでの拍手はダメ。ここではOK」等々こんこんと言い聞かされて、
OKがでた場面のところだけ拍手をする程度の実におとなしい総見
しか経験がなかったので、驚いてしまいましたわ~
今回の博多座でのあのキャーーー!の歓声に。

振り返って2階席を仰ぎ見ると薄紫色の団扇がふられ、今にも落ちて
きそうな勢いでキャーーー!
最近の総見って、あのノリなのですか?
いやぁ、私ものっちゃいましたけど。
前夜のお茶会での余韻をひきずっているところに、こぼれるばかりの
オサさんの笑顔とくれば、総見席とは離れていたって、周りの席の見
ず知らずの一般客とひとかたまりになってのってしまうというもんです。

博多版マラケシュで新しく加わった曲。

愛した記憶さえ罪の重荷ならば
砂の海に身を投げて朽ちてゆく それだけ。。

生きてゆく意味さえも 分からずにときは流れて。。の後に続けて歌わ
れていましたが、これがとってもいいのです♪
リュドヴィークの孤独感を、これでもかこれでもかと歌われてもなぁと、
お思いのむきもありましょうが私は好き。

この歌を聴いた途端、この男はいつからだろう。。マラケシュに流れて
きた時にはとっくに生きていたいなんてことを思っちゃいなかったのだと、
胸がつまってきましたね。


初めての博多の町は、博多座とお茶会が行われたホテルと宿泊先の
ホテル、この3箇所を移動する時にタクシーの窓から眺めただけ。
今度ゆっくり来よう、絶対来よう、と誓ったものの「私に、今度があるの
でしょうか。。」ああこれはマリー・ヴェッツェラ。いえあれは、私ではなく
私たち。。今度ではなく将来。。でしたか。。?

うれしい一人旅

明日は博多。
山陽新幹線は新神戸のオリエンタル劇場に行く時に利用してい
ただけなので、関門海峡を越えるどころか神戸より先に行った
こともありません。
海側からだと瀬戸内海をヨットで遊び、岡山や姫路あたりに寄っ
たのは何時のことだったか。。。って、ついこの間のことでした(こ
れについては日記に)

なので、列車の旅大好き人間としては子供のようにはしゃいで
いますの。
のぞみがとれなくたって、レールスターなら願ったりかなったりと
いうものよ。

舞台と新幹線のチケットを、バッグの中を引っ掻き回して探して
いるあの姿はみっともないと、小豆が貸してくれたマリーちゃん。
はいはいチケット関係はこの中に放り込みましょうヒヨコ

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くははは~ちょっと人に見られたくないかも汗

トート追っかけSちゃんにとってはお馴染みの博多座とあって、泊ま
るなら博多座の横のオークラにした?あそこだったら歩くのが嫌い
なアナタに打ってつけ。
休憩時間のトイレの列が長かったら、そのホテルに行けばいいしな
どとあれこれ世話を焼いてくださり、トイレの指南までしてくれちゃい
ましたわよ。
ふん、東宝劇場や日生劇場の休憩時間でも帝国ホテルのトイレに
なだれ込む人が多くて、ホテル側はその対策に頭を痛めていた時期
がありましたっけ。

もう少しでリュドヴィークに逢えるのね~
その前に、今夜あたりペルセウス座流星群のきらめきを沢山見ること
ができますように。

不思議なご縁

とある会場で某証券会社の方とお話しているうちに、突然
お盆の話題になってしまったので、

「今年のお盆は博多で宝塚~♪」

誰彼かまわずこういうことを、かぁるく言ってしまうから軽薄
な女にみられるのね~

すると、その某証券会社の殿方、目がピカッ!と輝いて

「うちの家内も、博多で宝塚ですわ」

それを訊いて、私の目もピカッ!と光りを放ったように感じ
たので、調子に乗って

「9月はエリザベート~♪」

するとまた私に話しを合わせるかのように

「うちの家内もですわ」

先ほどいただいた名刺によると役員でいらっしゃるのに、知り
たがり訊きたがりなどこまでも軽薄女の私相手に、なんだか
場違いな盛り上がり。

お母上が元タカラジェンヌで、奥さまの弟さんが文学座の座員
でいらっしゃるとか。
ああだから舞台についてお詳しいのね。
せっかくその方たちのお名前を伺ったのに忘れてはならじと、
化粧室に寄った時に、元ジェン○○、座○○と急いでメモしとき
ましたわよ。

帰宅して即おばあちゃん所有の昔むかしの「宝塚おとめ」を
チェック。PCを開けて、文学座サイトの座員をチェック。
こういうことだけはマメですな。

この間も某劇団にチケットを受け取りに行ったところ「内野君、
内野君」と言っている営業の方がいたので伺ってみると、かつて
文学座で芝居をしていたのだとか。

「え~演劇してたの!?」

人って訊いてみないと分からないものです。
でもやっぱり、知りたがり訊きたがりって醜いことよ。

I GOT MUSIC


鍵盤の上に何気におかれているかに見えるこの右手。→☆

ピアノのこちら側にいる姿の見えない者の腕に掴みかかろうと、
這い出してきそうにも見えて、なにやら危険な香りがラブ





シャルル~♪

年間かるく100本は映画を見てきたたぷろうさんが(それも
映画館のスクリーンで)、今年はまだ数本しか見ていなのだとか。

ハリウッド、面白くなくなっちゃったしね。
皇帝ペンギン」なら見てもいいかな。 オフィシャル→

パパペンギンの心の声は、なんとシャルル・ベルリング!

シャルルといえば、私たちの間で語り草となっている「倦怠ラブ
あの作品の彼を思い出すのは愉しい。
ムチムチ身体のうすらぼんやりとしたばか女とのかみ合わない
会話に、見ているこちらが苛立って「そんな女、首しめちゃえ!」
と叫びたくなっていると、シャルルったらほんとに首しめちゃうん
ですよね。

春野リュドヴィークの故郷がモラヴィアだとマラケシュのホテル
クーペの中庭で知った時、脳内思考回路がすばやく「倦怠」の
原作者であるA・モラヴィアに飛んで行ったのには、我ながら苦
笑せざるを得ませんでしたよ。
その先、女に翻弄されるシャルルの姿まで浮かび上がらせてく
れたのは、リュドヴィークに浸っていたいというのに、ほんと迷惑
で邪魔なシャルルでしたけど。

久しぶりにシネコンにでも行ってこようか。
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