終わってしまいました。
千秋楽の前日に観た久しぶり(演劇フォーラムの翌日以来、逢いたか
ったよ~オサさん~)の明智さんは、えっ!?ところどころなんだか雑
になってない?と心配しましたけど、千秋楽の二公演は滑舌にひっか
かる部分もなく、それよりもなによりも明智小五郎はこの人でいい!
この人しかいない!この人でしか観たくない!キムシン明智をありが
とう!と憎きキムシンに思わず感謝の念さえわかせてしまう、春野美
学を極めた明智を演じてみせてくれました。

ムラで初めて観た時には、よくもこんな脚色をとキムシンを小突き回し
たくなるほど、狂暴な鬼となって帰りの阪急電車に乗ったものでした。
人って変わるものですね。
何度も何度もオサさんの明智小五郎を観ているうちに、あの身のこなし
に台詞回し、目を流した時の白目の色っぽさ。。白目があんなに色っぽ
いなんてオサさんではじめて感じましたよ。ゾクゾクときますな。
あの白目!
ともかく明智といえば、オサさんの明智がニヒルな笑みを浮かべて頭の
中を動き回り、かと思えば寂しげな背中を見せてたたずむ後姿がだん
だんズームバックされていってしまうのを「行かないで!」と思わず腕を
つかんですがってみたり。。脳内ですよ、脳内。
明智小五郎はオサさんのあの姿でしか考えられなくなっていました。
それに劇場中を支配する歌声とくれば、原作なんてどうでもよくなってし
まうというもの。

「けして忘れられない~♪」で毎回クラ~クラッ!!
帽子のツバをシュワで、やっと前を向いて歩いて行ってくれるのだね、
花道に消えていくオサさんを見送っているうちに、乱歩の「黒蜥蜴」は消
えました。
なんだ私、この脚色を許しちゃったのか。

オサさん、千秋楽のご挨拶は、
「組替えによって新しいメンバーを迎え退団者の華桐わかなを送り出し
また明日から花組は一致団結して前進してまいりたいと思います。
皆さまどうかこれからも前進していく花組を応援してください」
というようなことだったと思います。
わかなちゃんの退団ご挨拶の「オサさん率いる花組の仲間に出会えた
ことは一生の宝物です」。オサさんの名前を聴いただけで、もう私はウ
ルウルしてライトの外れに立つオサさんのお顔が涙でにじむ。
アンコールでわかなちゃんの「オサさん万歳」に、オサさんデレ~と笑っ
てましたね。美声がいなくなる。さみしい。

もうこの公演の緞帳が、あがることはないけれど
明日からはDSのお稽古だとか。次があることが嬉しい。

In my end is my beginning

お江戸でお世話になったSさま、Kさま、DSでお逢いしましょう。