2007年07月

あさきゆめみし2 千秋楽

千秋楽を観て帰宅してみると、庭の樹のどこかで産まれた野鳥の
ヒナが巣から落ちて、親鳥ともどもパニックに陥っているところでした。
探しても巣がどこにあるかわからず、野鳥の会にどうしたらよいもの
かを問い合わせたり、オロオロ?したりでやたら疲れ果て、オサ源氏
との別れの脱力で魂が抜けてしまってもいたので、今日は一日中死
んでました。
三日連続5公演を観る体力に、自信を失いつつある自分に気がつい
たのも疲労を加速させました。


千秋楽に毎回感じることですが、オサさんは最後の日の舞台よりも
他日のほうが余程心情豊かに演じる方だなぁと。千秋楽はわりと
サラッとサラッと。

光源氏の物語というよりも「女人たちの源氏物語」のおもむきだった
今作品。
有名どころの女人はおさえていたものの、女人からみた光源氏なの
で彼の心理の流れなどは置いてきぼりの一幕。
ダラダラと長い台詞がいいとは言わない。けど全幕通してもっと光源
氏に語らせろ! 独白させろ! 会話させろ! 刻の霊に代弁させるな!
源氏にだって、言いたいことがあるだろう!
作品への期待なんかしてないからと言いながら、はぁ~やっぱり愚痴
ってしまいました。

紫の上の陵王の舞で、毎回胸が締めつけられるような哀しみにおそ
われたのは、紫の上の心情の切なさもさることながら、ここの音楽が
ふりつもる数々の思い出とオサさんが歌ったあの曲だったからなのだ
と。そうか、あのメロディーは私にとって、パブロフの犬のベルとなって
いたのね。
瞳は確かに紫の上をとらえているのに、網膜から脳に伝えられた映像
は、入れ替わる女人たちと歌うオサ源氏のお姿。

そのオサ源氏の千秋楽のご挨拶、「二週間の公演が驚くほど早くて」
に、あれこの公演たった二週間しかなかった?今日が23日で初日が。。
と苦手な引き算などをしてみて、暗算はやっぱりできないや、などと
やっているうちに幕が下り、また上がり、何回目かのアンコールで
出ました!
それでは、と立ち姿をキリッ!とただして「花組イェーイ!3階のお客さ
んイェーイ!2階のお客さんイェーイ!1階のお客さんイェーイ!」
くるんと共演者の方を向き「舞台のみんなイェーイ!」
そして胸に手を当てホッと撫でおろすようにして「ネ~ッ このようなパワ
ーで頑張って参りますので応援してください」
サヨナラ公演の千秋楽では、まさかまさかこのイェーイ!はもう観られ
ないのですよね?
見納めイェーイ!だったのか。。。

出待ちはすごい人数。
誰かがデジカメを高く掲げて捕らえたオサさんの映像を見ながら、この
人混みを越えたそこにいるらしいオサさんを確認しただけでありました。

オサ源氏

あなたの心は蝶々。。と紫の上は歌っていますか?
蝶々?。。。毎回この部分になると、ん?となる私。
このあとに続く花から花へと蜜を求めて舞うように~から察するに
やっぱり蝶々、パピヨンでいいのですよね?
なんだか広げた両手をひらひらさせて、お遊戯に興じるオサさまが
チラチラ目の前を飛んでいく~~


人を恋うることが罪ならば 私は罪人になろう。。。
なんて言っちゃって、藤壺の打衣の裾をむんずとつかみ、いや
そんな粗野にではなく、すっと美しい御手で手馴れたふうに優雅
につかんで離さず。
オサ源氏ハタチの春のなんと色っぽいことよ。

憎らしい人だ あなたは。。。
朧月夜の寝所に忍び込んできたオサ源氏。
どことなく気だるげ、でも目はらんらん。
麗しい貴人だからこそ、あの純白の夜着がそれはそれは妖しく
似合って。はぁ~危険な愛の巡礼者~♪

オサ源氏、最後の三日間。堪能して来ます。

お茶会にて

慎重に言葉を探して、選んで、それでも退団についてを口にすると
押さえ切れない涙がでてしまうから。。そんな様子のオサさん。
退団は喜びでもあるんですよと語りながらも、ふと「寂しいこともあっ
て。。。」との呟きに、周辺ハンカチや指先で目元を押さえる方が何
人もいらっしゃいました。
私も駄目、何かにつけてすぐ泣きます。

オサさんが今公演で好きなお歌だとおっしゃった
 めくるめく恋 命かけた恋 ふりつもるかずかずの思い出~♪
このお歌、私だって大好きです。
今まで観てきた舞台のさまざまなオサさんの姿が、その公演の時の
季節、風 光までも思い出させて目の前を通り過ぎていくようで泣け
てくるのです。
藤壺の、夢よさめないで~♪なんて、まさに私の心境だもんなぁ。

刻の霊の台詞に、光源氏とオサさんの姿が重なって。
「あなたのもとから一人去り 二人去り さびしくなってゆく。。。」
オサさんを支えてきた組子がつぎつぎともぎ取られるように他組に去
ってしまっても、新しい公演の幕が上がれば、何事もなかったように
組をひきいて輝くオサさんの姿に安堵するいっぽうで、その心中を思
うと切なくなったものでした。

宝塚のスポットライトに浮かぶオサさんはクリスマスイブで消えてしま
うけれど、きっと新たな光の中で眩しく輝く姿に出会えると確信して、
あなたの春を見送る覚悟でいよう >自分(自分を励まさないとつらい
もんな)
オサさんが言葉に詰まってうつむいた瞬間にも、こんなふうにさまざ
まな想いが駆け巡ったのであります。
胸に突き刺さった悲しみの刃は、クリスマスイブまでずっとこのまま?
抜き取ることができそうにありません。

いつものように楽しいお話も沢山ありました。
相変わらずのテンネンぶりが笑えました。
ご自分がディナーショーをした場所の認識なんてものは、あの方には
皆無。
え?え?デイナーショー、ここだったの?え?ここ?
じゃあステージはどこ?えー?えー?

とかいっぱいね。
記憶することができない私メ。当日のお話はDVDが届くのを待ちますわ。

あさきゆめみし2

泣きました。オサ源氏の美しさに、哀しさに。
もうそれだけで満足です。
作品への期待はせず、フィナーレも覚悟を決めて観たせいか
失望も違和感もおぼえることなく、お芝居というより華麗な絵巻
物ショーの世界にひたって来ることができました。

なんて言いながら、観ていてうっ!と湧き上がってきた不満が
ないわけではなく、そのいくつかをやっぱり書いておきたい。

今回の刻の霊って、こんこんと説明せずにはいられない性分な
んです。
ちょっと黙っていてほしいのに、無声映画時代の弁士のごとく
説明しちゃうの。あのお節介には閉口しました。

あれはないだろう、あれは。。。と仰け反ったのがフィナーレの
オサさんのヘアーバンド?眉間で大きすぎる飾りが揺れていた
あれです。
オサさんの小さなお顔に、あんなうっとおしいキンキラ飾りはヤボ
というもの。
せめて、鉢巻みたいな太さではなくもう少し細めにしてくれぃ。

あなたのおこしのない夜は 
        あふれる涙で頬をしとどに濡らします~♪

紫の上が歌っていた時は、紫、可哀想。。と普通に劇中歌として
聴けたのが(でもこの詩、どこか滑稽感が漂ってるな)、フィナーレ
で同じ歌を壮さんが歌うと、見事にムード歌謡になっていたのが
ご愛嬌でした。

ともかくオサさんが綺麗で綺麗で、綺麗なものをみると私は泣いて
しまうのです。そのまんま保存の緑川になってしまうのです。
紫式部に見せてあげたい。

手元チケットあと6回分。
貸切り公演を買い足すべく某所に。。。ね。

明日にそなえて

Amazonで「あさきゆめみし」美麗ケース入り全7巻文庫セットなんて
ものを購入して読み出したものの、末摘花と猫を抱いている女三の宮
以外の姫たちがみんな同じに見えて、読むのを二日空けただけで今
読んでいるこの姫はどの姫だったのか判別がつかなくなる有様。
それでもどうにか読みましたよ。ついでに最後の二巻「宇治十帖」も。
学生時代に読んだ与謝野源氏、あの時は姫がごちゃごちゃになって
混乱をきたすようなことはなかったかわりに、源氏「雲隠」までもたどり
着かず途中放棄でした。
私にとって読み終えることができない文学とは、西洋の「失われた時を
求めて」とわが国のコレだったのが、コレの方は一応漫画で読破。なん
じゃら。

昨日は、DVDに落としてあった愛華みれ源氏の「あさきゆめみし」を
見てみようと再生してみたところ、なんと私ってば刻の霊の場面のみを
抜き出し編集しておりましたです。
物語としては、はなっから見る気なかったのか。
刻の霊のオサさん、目周り神秘的~♪

と、この程度の予習をしまして「あさきゆめみし2」オサ源氏、明日の
My初日に臨むわけであります。
CS放送の座談会は、DVDレコーダーを家人が占領中にてHDDで
眠ったまま。まだ見ることができないでいます。
七夕の今日が公演初日でした。
早速初日を観て来た友人からのメールには、圧倒的な歌唱力、演技力、
美しいオサさん。。。オサ讃美!!!
うーー!!もうこれだけで満足です。
脚本がどうであろうと、フィナーレが微妙であろうと。
多くを望むと、失望が巨大な塊となってのど元をふさぎ、息苦しくて
発狂しそうになりますからね。

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