2007年10月

千秋楽

フェアウェルパーティの後、いろいろ思い出がありすぎるこの宝塚
ホテルにも、もう来ることはないだろう.....と去りがたく、お泊りする
友人の部屋にこもって話し込んでいたため、帰宅したのは深夜1時
過ぎ。
それからずっと虚脱状態。
どうにか血が通いだした今日になって、録画しておいたCSニュース
のオサさんを見てしまったら、もう大劇場で宝塚の春野寿美礼を観
ることはないのだとのととどめの一撃をくらったようになり、千秋楽当
日よりも、いっそう悲しさがこみ上げてきました。

サヨナラショーからはずっと泣いていたので、とくに銀橋で「アパルト
マンシネマ」の歌いだしに「アンナ.....」と台詞が入ったところでどっと
涙が噴出し、オペラのピントが定まらなくなって、観ていながら夢の
中をぼんやり漂っているような感覚となっていました。

ダメだダメだこれは夢ではないと思い知らされたのは、退団者が緑
の袴姿で一人一人大階段をおりてくる時でした。
いつもなら、お花を持ってサヨナラしていく仲間を階段下で迎えるそ
の位置に、オサさんがいない!!
退団者にスポットがあたり、その光から外れたところで見送っていた
オサさんの姿がない!
これが現実なんだ、こういうことだったとは。

緑の袴姿で大階段をおりてくるオサさん、その姿にかつて同じように
見送った某トップの姿がかぶって。 年代の隔たりはあっても、男役
の美学を極めた先には、共通するものが生じるのでしょうか。
アルテミス神殿の柱に手を触れて立つ後姿など、ハッとするほど似
ていたものなぁ。
ご挨拶は簡潔ながら、前楽にハッチ組長が話されていたトップへの
道のりは栄光だけではなく云々とシンクロして、オサさんの想いが
いたいほど伝わってくるものでした。

パレードはお花と電飾で飾られたアーチ近くでお見送りしたのですが、
オサさん、ほんとうに美しかったです。
清々しくて爽やかで、終始穏やかな笑顔を浮かべて。
メイク顔と素顔が違いすぎるところが大好きでした!
どちらも品が感じられて。


トップというのは重責を担っている分、ほんとうに至れり尽くされ守ら
れて輝くようになっているのだと、つくづく感じ入ってしまったのが、ア
ーチと車までのアプローチのパンジーとカスミソウの寄植えに飾られ
たスミレ色と白の電飾でした。オサさんが通る時だけに光が入るよう
に演出されていたのですよ。
退団者のお一人専科の立さんが通る時でも光は入らない。
だからトップというのはトップなのだ、それが宝塚なのだ、オサさんが
オープンカーで走り去ると、即行で消された電飾の灯り。
足痛い、ふらふら~でぼんやりしているところへ、マトブと彩音ちゃん
が出てきて、顔を手で覆って泣きながら歩いて行く彩音ちゃんの姿に、
周辺涙をさそわれていました。


ニュースで見て気がついたのですが、サヨナラーショーの最後の歌に
入る前、薔薇の花束をマトブと彩音ちゃんから受け取る時のオサさん
の慈愛に満ちた眼差しに、花組を後輩に託していくすべての想いが込
められていて、何度見ても泣けてきます。

まだ虚脱だ!
東京千秋楽のチケット持っていない!どうする?


59f0dcca.jpg

阪急梅田駅、今度利用する時には、この看板のオサさんを見ること
はないのね。寂しい。

サヨラナショー

サヨナラショーの準備ができるまで、ハッチ組長が読み上げる
オサさんの宝塚での経歴、オサさんからのメッセージにつづい
て、 「下級生から、オサさんの背中はほんとうに綺麗だという
言葉を何回も訊いてきたけれど、それは綺麗なだけではなく、
いろいろな苦労を重ねて、背中に背負った羽根の重さは栄光と
プレッシャーと、自分自身との闘いの重さだっただろうに、その
羽根を軽々と背負ってみせてきたオサだからこそ、その背中は
美しいのだと思う」というようなことをおっしゃいました。

トップはみんなおなじだろうけれど、そうだよ、特にオサさんには
そこに泣かされてきたのだよ。 なんだか健気で切なくて。でも
負けず嫌いな意地っ張りで。


サヨナラショーの選曲はあちこちでUPされているので、ここでは
カット。 ただ「ラ・エスペランサ」と「舞夢」からが、オサさん思い入
れのある作品なのか、他の作品よりも多くピックアップされていた
のが印象的でした。
芝居よりもショーの歌の方が多かったのも意外でした。
「ファントム」の歌では、彩音ちゃんがクリスティーヌで登場後に出
ていらしたオサさん、頬の傷がない、仮面がないファントムのなん
と美しかったことよ! 分け目なしの短めの前髪をわずかに額に
おろした姿のなんと若々しかったことよ!


わたしは今日去っていく~♪
こんなにも愛されて~♪

またいつの日か出逢えるときは~♪
きらめき輝く歌声を~♪

客席に薔薇の花を投げながら銀橋を行くオサさん。
この詩が、今もルフラン。。。ルフラン。。。

銀橋最後のところで、手にどっさり抱えた薔薇を纏めて客席に
放り投げましたね~
明日は歌いながら、投げる薔薇の配分を考え。。。オサさんに
とっては、そんなことどうでもいいらしいところが、なんともオサさん
らしくて、一瞬別れの悲しさから解放されて、ほっこりとした心地を
味わうことができました。

あと3日

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大雨洪水警報がでています。
週末から千秋楽、どうぞ晴天にめぐまれますように。

キンバラさん

手元のチケット明日観てしまうと、あと前楽と千秋楽をのこすだけに
なってしまいました。
悲しいよ、寂しいよ、苦しいよ。

オサさんが、さがしていたキンバラさんから「は~い!」と、お返事
をもらったのは何時のことでしたか?
今日、キンバラさんは上手花道を歩いてきたそうです。
「あ!キンバラさんが花道を歩いてくる」 オサさん、見事にかんじゃ
ってましたが。
そのキンバラさんと一緒に、オサさんはムラから去っていくのでしょ
うか。
赤い靴をはいていた女の子を連れて行ってしまった異人さんのよう
で、私はキンバラさんが怖い。

スパニッシュの場面でのまっつの歌を、今頃になってはじめて知った
とは、いったい!
いつもオサさんを観ることだけに夢中なあまり、視覚だけがやけにギ
ロギロで聴覚はおろそかになっていたのかと。
旅立つ君の姿を瞼に焼き付けよう。。。姿が見えなくなるまで見送ろう
まっつ、そんなふうに歌ってくれていたのか。
あ?でも、聴かなければよかった、知らなければよかった。
踊っているオサさんを観ているだけで胸が一杯で、ポーズを決めるご
とにライトの色が変わっていけば、ああもうこの場面も終わってしまう
と動揺し、黒燕尾からアモーレ・スクーザミとずっと泣きながら観てい
るというのに、あの歌詞は辛い。

宝塚大劇場のスポットライトに浮かぶ春野寿美礼が消えてしまう、
孤高を持する姿の美しさに酔ったすべての日々が、思い出にかわる
時が近づいて、平静でいられない私よ、しっかりしろよ!

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