2008年03月

残り香

毎夜ラストディとosaのディスクを入れ替えしては見ています。
オサさんが残していった映像での折々、過去への旅は甘く切
なく、残り香をいとおしむようなもの。
最後の日、においたつばかりの美しさを残して、闇に消えてし
まったオサさんは現代の空蝉。
手元に残された思い出という薄衣を抱き寄せては「憎らしい人
だ あなたは」と言いたいのはこっちの台詞だぜと「あさきゆめ
みし」のオサ源氏に八つ当たり。

セリーヌ・ディオン

ドームのアリーナで、センター 一桁列だなんて初めてですよ。
因みに北ブロック。正面!!
チケットを手配して下さった読売の某氏に感謝!

京橋で小豆と待ち合わせて、わたしらはチケットを握り締めご機
嫌で京セラドームへ。
ほぼ10年ぶりのセリーヌ・ディオン。
声量も体形も変わらず、そこにサービス精神が加わり、日本語、
それも大阪弁をまじえてのMCでは笑いまでとっていました。

シャープな身のこなし、歌いながら指を広げた左手で、腰骨の
あたりをサッとカスルしぐさが、色っぽさときりっと感をない交ぜに
したような不思議な魅力で、あらら、心くすぐられるではないですか。

フラメンコギターをかきならすかのような音楽。真紅のパンツに、
闘牛士が振るカポテみたいな布を、ヒップから床まで流したスタイ
ルで歌うこの曲は?何だったけ?と、隣の小豆に訊いたところ無
視されましたね。
一曲ごとにヒートアップしていくステージ。
カポテがセリーヌの身体からはなれて、ダンサーに渡った頃から
さらにパワフルになったステージは、アンコールのタイタニックの
My Heart Will Go On で最高潮に達したといったところでした
でしょうか。 多分この曲だけしか知らないよぉといった方々も客席
にいらしたのでは。

アンコールでは、かなり高くまでせり上がる円柱の上で歌うセリー
ヌに、あんな狭いスペースで掴まるところもなくて、落ちたら危ない
じゃないかとヒヤヒヤしましたが、やっぱりライブは最高!

私の春は

やっと春めいた日を迎えたというのに、心には雪が降り積もっ
ています。まったく立直れていませんね。

スケジュール帳に「osa」と書き入れる日はこないのか、今は
なにもなくても私たちに将来があれば(どこかで訊いた言葉だ)、
この気持ちのおさまり具合は違うのに。

今夜はセリーヌ・ディオン、来月はB'z 。。。
なんだか無理やりスケジュールを埋めようとしていませんか。


昨夜は、上弦の月があまりに綺麗だったので、見上げて月から
目をはなさずに犬の散歩。
1時間歩いて、寝て起きたら首がまわらなくなっていました。

Ave Maria

数年前、英国のTV局だったかが、ヨーロッパの国別に「お葬式で流
したい曲」のベスト10なるものを発表したことがありました。
上位のクィーンやレッド・ツェッペリンにまじって、シナトラの「My Way」
が入っていたりして、アンケートの対象年齢はいったいどのようなもの
だったのか。

ダイアナ好きは、ヴェルディの「レクイエム」を選んだのかどうか、
でも英国ではクラシックはなしだったかと。


天使の群れは音楽を奏でつつ
平和な天国まで あなたのおともをしてまいりますよ

ホレイショーよ、私の曲は決まり!!
伝えてよ天使に、春野寿美礼を。
オサさんのAve Mariaを。
もうこれで、私は安らかに天にのぼっていけます。

レンタル

近くのレンタル店に置いてない「上海の伯爵夫人」を、楽天のお届け
レンタルというのに申し込んでみました。

亡命ロシア貴族の上海租界での生活を、アイヴォリー監督がどの
ように描いているのかを見たいためだったので、この作品だけを借り
ることができればよかったんです。
それなのに、常時20タイトル以上の予約を登録せよとの表示に、見
逃している作品を思い出しつつ、やっとこ12タイトルのリストを登録。

テオ・アンゲロプロス監督のものなど、お届けレンタルには一切なし。
そうなると、もう一度見たくてたまらなくなった「エレニの旅」。
いつの間にか地面から湧いてきたかのような人の群れ。
重苦しい厚手のコートを着込んだ人たち。
これだけでアンゲロプロスだと嬉しくなる。

PC周辺をざっと見回し、積んである本の中から春樹翻訳のトルー
マン・カポーティの作品が目に付いたので「カポーティ」でも借りてお
くか。

ウディ・アレンを思い浮かべたということは、私も元気になってきたか
しら? 気持ちが沈んでいる時には、思い出すはずがない男だ。。。
これは監督のみで本人の出演はなし?「僕のニューヨークライフ」。
ちょうどあの方もNYにご滞在だったことですし。
それと「タロットカード殺人事件」も。
ヒュー・グラントとヒュー・ジャックマンを間違えてリストに入れてしまっ
ただけです。
ヒュー・ジャックマンは「オクラホマ!」を見てから苦手。
同じ演出トレバー・ナンの「サンセット大通り」のジャックマンを見てい
たらどうだったでしょうね?

では、ヒュー・グラントは?と「ラブソングができるまで」を。
共演者、WFPに1億円の寄付とのニュースは2・3日前のことでしたか。
薬漬けの過去から善き行い、できるようでできないことなのだろうと、
まったく立直れないあの人やあの人を思い出させていただく。

ケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」。
英国支配下のアイルランドを描いて、責められてしまった監督。
「反英国か?」と言われようが、撮りたいことを撮ればいい!!

ミス・ポター」。
ピーターラビット大好きなので見てみましょ。

あるスキャンダルの覚え書き」。
パッケージ画像を見ただけで、デンチさまの睨みに震えます。

たぷろうさんから監督の名前が間違っとると指摘されたアンソニー・
ミンゲラ監督の「こわれゆく世界の中で」。
ジュリエット・ビノシュとジュード・ロウ。
ビノシュはフランスから出てこなくていいのに。
英国のいい男、片っ端から。。。気にくわないな。やっぱりリストから
はずしますか。

善き人のためのソナタ」。
旧東ドイツ作品、監視国家の実態を知れば知るほど、自由を享受する
ことの尊さは偶然与えられたものではなく、多くの犠牲のなかから手に
入れたことなのだと忘れないでいたいと思う。

ペドロ・アルモドバル監督のものは、何作か揃っていたので「ボルベー
ル 帰郷
」を。

エディット・ピアフ 愛の讃歌
アカデミー主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールは初見だしと、
共演者のこともよく見てみると、なんとパスカル・グレゴリーがいるでは
ないですか。
え!?アナタ生きてたの? 死んだ夫に逢った気分。
彼のサイトを放置しているのは私です。
監督がオリヴィエ・ダアン、ということは「いつか、きっと」で気に入って
くれたのだわと謝謝。

このレンタルDVD、何時送られてくるのかさっぱり分からず。
ただ待っていればいいのでしょうか?
待つばかり。。。ええ慣れっこよ。

ご指摘

体調を崩して寝込んでいたというたぷろうさん。
それでも、このブログを覗いて、
「イングリッシュ・ペイシェント」の監督はアンソニー・ミンゲラだっ
たと思いますとのご指摘メールを下さいました。

ぎゃ!ほんと!
私、ミラン・クンデラとごちゃまぜにしてる。
ミラン・クンデラといえば「存在の耐えられない軽さ」じゃないですか。
ダニエル・デイ=ルイスじゃないですか。

訂正して参ります。
たぷろうさん、有難う。御自愛くだされ~


二人とも急速に記憶能力が衰えてきたため、いつだったか、とある
映画のタイトルと主人公の名前を思い出すことができず。
でもその映画についてをたぷろうさんに伝えたい。
なんとか記憶の糸を過去へと繋ぐ。のた打ち回ってもチビチビと口
から出てくるのは

ほら、ヌレエフとタンゴを踊って。。。
ほら、オネエ言葉のダウエルで。。。
ほら、原子力発電所の近くにわざわざ別荘を建てたあの。。。
ほら、笑うとせんだみつおみたいな、サーだったかサーじゃなか
ったかの。。。
ほらほらほらほら。。。

役柄がダンサーでゲイだったことを伝えるのに、このまわりくどさ。
「。。。」の後は、いちいちそっち方向に話が広がるので、軌道修正
しても話が元に戻らない。

えっ!? あり得る? と最後はぶったまげて終わったアレよ。

話がとっ散らかりすぎたのか、たぷろうさんもとうとう思い出すこと
ができず、食べていたパスタも胸につかえたまま、あの数時間は
いったいなんだったのでしょうねぇ。

映画でもと。。。

オサさんのサヨナラ公演中の上京のたびごとに、入り出のウェア
軍団の集散の様子を、ホテルの20数階の部屋から出て行っては、
エレベーターホールのガラス張りベイウィンドウから見おろしてい
たというちょっとイヤな奴?

ある時、部屋に引きかえしてTVをつけると、CNNがマラケシュ映画
祭現地レポートなるものを放送していました。
リュドヴィークがオリガに別れを告げた城壁。。。おお!ここだった
のね。。。よくわからないけど、涙涙。

その城壁に囲まれた広場からレポーターは、アンソニー・ミンゲラ
が撮影中の映画について、またまた原作物であると、ミンゲラは原
作物の映画化にたずさわることが多い監督であることも伝えていま
した。
そうだったの?
だから、「イングリッシュ・ペイシェント」で、原作者オンダーチェの詩
情あふれる文体を映像化し、時系列の複雑さもなんのそので映画
化に成功したというわけね。

そのミンゲラが制作総指揮をとり、アカデミー各賞にノミネートされ
ていた「フィクサー」からは、ティルダ・スウィントンが助演女優賞。 
久しぶりに映画館で見たいなと「フィクサー」の日程を調べてみると、
あら公開はまだこれからでした。

ティルダ・スウィントン、いつのまにハリウッドに。
といっても、彼女の出演作は「カラヴァッジオ」「エドワード2」から
「オルランド」までの初期の作品しか見ていない。
修道女のベールなんかをかぶらせたら似合いそうな、楚々として
脂ぽっさがなく、でも表情は意思的で、好きな英国役者の一人。

「オルランド」では、カメラに向かって投げかける目線が、スクリーン
をこえ、時をこえ、原作者のヴァージニア・ウルフから何やらか問い
かけられているようで、ハッとしてどぎまぎして思わずこちらは目を
そらしそうになりました。

主演男優賞のダニエル・デイ=ルイスは、どうしていたのか?
この方、ぱったりと音沙汰がなくなりますよね?
パートナーを見て、今も意外にもアーサー・ミラーの娘と続いてい
たのかと微笑ましく感じてしまいましたよ。

レイフ・ファインズったら。
ハムレットとガートルードの行く先は、誰もが予想していたとおり。
そりゃぁ、アニスはとびっきり美しいけれど20歳ちかく年上。
別離にあたって、歳の差はなんら問題はなかったとアニスは言って
ましたな。

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ