2008年04月

ジョルジュ・ラヴォーダン

連休一日目、紙類が散乱しているだけではなくごちゃごちゃ汚く、とに
かく片付かないではなく片付けないPC部屋。最近では森茉莉部屋の
様相を帯びてきたと、ゴミの山を眺める快感を味わっているこの部屋
で、PCを開いて遊んでいたのはこのサイト。 →☆
                 
麻実ターコさん出演の新国立劇場「山の巨人たち」の演出家ジョルジ
ュ・ラヴォーダンが、パリのオデオン座で演出した「ハムレット」の動画
です。最初にCMが入ってます、、、。
オデオン座が改修のために閉館後、こけら落とし公演としての上演だ
ったそうです。
新国立劇場サイトのラヴォーダンについての説明に「夢幻的な美しい
イメージの作り手」とあっても、そのイメージがもひとつ浮かばなかっ
たのが、視覚効果で納得。
なるほど、この「ハムレット」には、Hamlet だけではなくun songeと
いう副題がついていました。

ところが、ピーター・ブルックでも、ジャイルス・ブロックでもない、浅利
でも蜷川でも仁左衛門(孝夫時代)でもない、とにかく今までに観たこ
とがない衝撃的な演出のハムレットではなかろうかと、びびってしまっ
たのがこのレビュー。 →☆

あの画像、あれはあれはオフィーリアですよね。


さらに遊びは続いて、さっきの動画サイトで見つけ出してきたのが、
あれぇーー!!びっくり!!の舞台映像。
ヴァージニア・ウルフの「オーランドー」がオデオン座で舞台化されて
いたとは。探してみるもんです。
しかもオーランドーはイザベル・ユペールですよ!! →☆
            (こちらも最初にCMが入ってます、、、)
フランス語のヴァージニア・ウルフですよ。
しかしなんですな。。。眠気におそわれそう

ということは

3回のうちのどれかには、参加できるという望みを持ってもいいの
ですよね。どれも司会は竹下さん?
杜撰なスケジュール管理によって見落としていたのが、新生花組
大劇場お披露目観劇日が、東京會舘トークショー2回目と同じ日で
あることが判明。
どの日を、あるいはどの日とどの日を申し込もうか、往復はがきを
前にちょっとだけ考え、その時はその時だ!で投函。


「かもめ」は、本読みが始まったとのこと。 →☆
                 (「かもめ」オフィシャルブログ)

何かが始まる!何かが動く!わくわくした日常が戻ってきて、心に
まで今日のまぶしい太陽の光が差し込んできたかのようよ~

トークサロン

Sさまがせっかく送って下さった東京會舘の会員申込書、投函して
から銀行の届け印を間違って押していたことに気づく。
急遽會舘より取り寄せたあらたな申込書に、今度はドジらないよう
慎重に記入押韻して昨日投函。

これですべてをやり終えた気分。
予約当日の電話なんて、裏技師に頼まないかぎり繋がらないだろ
うと諦めモード。
でもいい! この催しの先に、きっと何かがひかえているのよ!!
それに期待。

遡って東京會舘での東宝シシィのトークと、トート閣下と指揮者の
塩田さんとのトークの時は、私どうして行けたのだった? どうにも
思い出すことができず一緒に参加した横浜に訊いてみたところ、
ん~~忘れたので藤沢に訊いてみるとの返事。ところが藤沢もやっ
ぱり覚えていなくて鎌倉に訊いてみるだって。湘南組どうした~?
みんな健忘症がすすんでます。

そういえばあのトークの時に塩田さんが「春野寿美礼さんのコンサ
ートの指揮をします」と言ってたな、オサコンに帝劇にと走り回った
9月で、幸せだったことだけが甦ってきた。
今夜のDVDタイムはオサコンで決まり!

016022da.jpg

誕生日に小豆からもらった花たち。黄薔薇満開。

なんだかよくわからないけど

一日中降り続いていた土砂降りの雨に打たれ、しなったライラック
の枝がテラスの屋根をかするので、花房に傷がつかないうちにその
一枝を切って、室内で楽しむことにしました。

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この間の某会で、麻実ターコさんはおっしゃいました。
「リア王」の平さんのところへご挨拶に伺ったおり、「なんだかよくわ
からないけど頑張ろう」とおっしゃる平さんに「なんだかよくわからな
いけど頑張りましょう」とこたえたんですけど。。。と。

新国立劇場、秋の「山の巨人たち」について、出演者であるお二人
がなんだかわからないとおっしゃるなら、今のところはなんだかわか
らないままでいよう。
「山の巨人たち」の作者のピランデルロについてまったく無知で、著書
を知らない。ネットで見るとかなり戯曲を書いているようなのに、舞台
化された作品を知らない。観たことがない。だいたい日本で舞台化さ
れたことなんてあるの?
そもそもイタリア文学について、かなり偏向的読者の私ゆえに知らな
いだけなのかと思っていたら、どうも日本では忘れられた感のある作
家らしいので、かの方たちもなんだかよくわからない?

ネット頼りであれこれ見ていくうちに、ピランデルロがシチリア生まれ
だということは分かりました。

おおシチリア! 
ヴィットリオが生きた島!(オサさんね)
ダーチャ・マライーニの母方の故郷(その貴族の館を雑誌で見たこと
があったな)とあれこれ思い巡らしているうちにピカッ!
なんだかよくわからないけど妙に惹かれた映画を思い出す。
シチリアの農民を描いた民話的な物語。
「カオス・シチリア物語」!!
監督はタヴィアーニ兄弟。
ちら~と調べてみると、原作はピランデルロの短編を集めたものでした。
とうとうつかまえたぞ、ピランデルロ!!
が、「山の巨人たち」とは、作品としての趣きがかなり違いそう。


新幹線ホームにて、神妙なお顔でふーむふーむとうなずくターコさん。
演劇の話しかと思いきや、○ちゃんが話していたのは、産まれたばかり
の○家の三匹目の犬のモモちゃんのことでした。

ノスタルジー

あの時。。。あの時と、過去にひたるばかりの私に家人は言ったもの
です。
ナボコフだな。追想に生きてるというわけだ。

そうだよ。記憶の迷路に陥っちゃって大変。
彼の作品「マーシェンカ」における狂おしいまでのロシアへの郷愁を、
今なら我がことのごとく共感できるというもの。
だって、何を記憶したいか選ぶことができる。過去が心を慰めるのは
そのせいだ。。。と、作中の人物に言わせていたでしょ?

ではウラジミール・ナボコフでも読んでみようかと、彼の作品を探しに
出掛けた書店で、ふと目に入ったのが 「青年のための読書クラブ」。
桜庭一樹。
直木賞受賞のニュースの時に、この方が女性であることと、ライトノベ
ルの読者の間では知れ渡っている作家であることを知りましたが、そ
のほかの知識はなし。ナボコフやめて購入。

帯からの一文。
『東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端
者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継が
れる秘密の〈クラブ誌〉があった。そこには学園史上抹殺された数々の
珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた』


少女の時代へのノスタルジー。
王子さまを求める少女たちの集団ヒステリーに、学生時代を思い出し
ニンヤリしてしまう。
少女の一人称の「ぼく」に、いたいた私の高校時代にも「ぼく」と言って
いた女の子が。
みんな当たり前のようにその子のことを○○君とか○○さまと呼び、憧
れの君に仕立て上げていたけれど、この作品の第一章のようにあれは
誰か他の少女によって演出されたものだったとしたら?
当時、舞台や映像でとっても人気のあった役者の妹さんでしたっけ。

桜庭一樹の文体がこの作品に関してだけ独特なのか、いずれ他の
作品も読んでみようと思っていますが、読んでいる者に向かって飛ん
でくるナイフのよう。
壁際に立つ女を的にして、ナイフを投げる大道芸、読書中ずっとその
的になっていた気がしていました。
突き刺さるナイフが身体すれすれの絶妙な位置だったり、皮膚をかす
ったり、物語と相俟ってなにかしら倒錯した感情を呼び起こされる文体
でありました。

今更ですが

先月中旬に風邪の発熱、未だに耳の痛みがとれず、この間の
外出予定はすべてキャンセルして家でくすぶり続けていました。
月組も「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」も泣く泣く空席に。

azuママから「かもめ」のチケットはどうした?とのメールで、すっ
かり手配するのを忘れていたことに気がつく。
某所を覗いてみると、さすが藤原君のお陰とでも言っておきましょ
うか、強気の方たちばかり。困ったね。


アンソニー・ミンゲラ監督が急逝されたのをごく最近知りました。
昨年末に上京の折、宿泊先のTVで見たマラケシュ映画祭現地レポ
で、インタビューに答えていたミンゲラ監督が今は神の御許。

レイフ・ファインズの追悼の言葉を探してみると。
アンソニーは俳優のプロセスに対して、高い感受性と注意力を併せ
持った稀な監督でした。「イングリッシュ・ペイシェント」では、ほとん
どの期間を足首にギブスをつけて撮影し続けましたが、優しいユー
モアと緻密さを失うことはありませんでした。
彼の作品はそれが死の瞬間でさえも、極限の孤独とあがなう愛の力
をテーマに描いていました。
いつも物事に対しての真髄にふれようとしていた男として、彼を忘れ
ることはないでしょう。

 ccdf839e.jpg

白い花は、真昼の太陽の下よりも、夕暮れ時に幻想的な美しさを放
ちます。
一粒の種からか弱い芽が出て、いつの間にか雪柳だらけとなった庭。
勢力の衰えを知らない雪柳に恐れをなしたのか、チューリップや水仙
の球根類が地上に顔を出さなくなってしまいました。
それはね、球根を掘り出してあげないからだよと、昨年の春にお隣の
幼稚園の年長さんが教えてくれたのだったね。。。

  

嬉しくて嬉しくて、往復はがきを買いに行った郵便局のお向かいの
お花屋さんにあったフリージアを全部買ってきましたよ。
玄関から各部屋、廊下、キッチン、洗面、トイレとフリージアだらけ。
我が家は甘い香りに包まれています。

c85166df.jpg

振り返ることなく扉の向こうへ去っていった後姿に、マリー ぼくた
ちの道は断ち切られてしまった。。。なんて絶望して、ついルドルフ
皇太子となってしまったあの日。

道は断ち切られていなかった!!
某所の小さなBOX、無機質なBOX が薔薇色に輝くのを、見たような
気さえしてくるのです(どこかで訊いた台詞だ。。。)、幻覚歓迎。

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