急遽観ることができなくなった友人のチケットをサバかなきゃならない。
花の道から見ると、ゲート前にはサバキを待つ人たちが並んでいる。
。。。どうしよう。どの人に声をかけてみたらよいのだろう?
と思った瞬間、私は駆け寄ってきた10人ほどに囲まれてしまっていた。
べつにチケットを手に持っていたわけでもなく。
歩みをゆるめたわけでもなく。
サバキの常連でもなく。
いつもと変わることなく、花の道からゲートへ向かっただけだった。
すごい! まんまと見透かされたのだ!
最初に目が合ったから私よ!と言われて、チケット代をガバッとつかま
された。 え?そ~お? 私は何気にその人の目を見たらしい。
目と目。これってサバキの流儀なの?
紅ゆずるは、ダンスが苦手なのか?
前回観た時は探しきれていなかったのかと、すばやく隅々まで観たつ
もりの今回、これぞというダンス場面になるとやっぱり姿を消していた。
声は魅力的ね。口跡もいい。
終演後、退団する生徒のお茶会に参加するという友人にくっついて宝
塚ホテルまで行き、ひと休みしていると見知った顔をちらほら見かけた。
この日はとうこちゃん大人会、ベニーのお茶会もあったらしい。
帰宅後友人から、とうこちゃんがご挨拶にみえて感動して泣いたとメー
ルがきた。
下級生の宝塚最後のお茶会会場に、トップさんがお顔を見せてくれたら、
そりゃあ感涙にむせぶというもの。ね。
オサさんも、ムラのさよなら公演千秋楽の翌日の組旅行先で、最下級
生のお部屋にまでご挨拶に見えて、感激して号泣だったと某ちゃんが
言っていたなぁ。