2009年04月

コースト・オブ・ユートピア (1)

秋の大作とは、シェイクスピアの史劇かいなと噂をしていたところへ
Sさまからのメール。
これだったのね。「コースト・オブ・ユートピア」。   ⇒☆


「The Coast of Utopia」
振り返って2007年度トニー賞、8部門ノミネート。
そのうちの作品、演出、助演男優、助演女優、美術、照明、衣装と7冠。
嬉しかったのは助演女優賞のジェニファー・イーリー(エール)。
オーストリア・ハンガリー帝国時代からハンガリー動乱を経て、現代
までの3世代に亘るユダヤ人一家を描いた映画「太陽の雫」で、レイフ・
ファインズ演じる主人公の妻を演じた英国女優。
日本では、BBCのミニシリーズ「高慢と偏見」のエリザベスを演じた女優
と言った方がわかりやすいかも。
情感豊かな演技は母親のローズマリー・ハリス譲りね。

ネットの海で拾ってきた「The Coast of Utopia」組のトニー賞受賞式の画像。
真ん中がジェニファー・イーリー。
左 助演男優賞のビリー・クラダップ。
右 演出賞のジャック・オブライエン。


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映像での記録は、You Tubeにモスクワ版がUPされていたが、ロシア
を源にヨーロッパをまたにかけた大河ドラマ、ほんと大作だわ。

各場面は、UKのこちらサイトで13頁ほどのロンドン版画像満載 ⇒☆

はい、このサイトは以前結構お世話になったものですなぁ。
レイフってばさ、女性の家の塀を越えての逢瀬の瞬間とかとかとか。。。
ミーハー丸出しで、ついでに「HELLO!」購読しちゃったり。
いくら私でも「HELLO!」誌はこっぱずかしくて、書店では立ち読みでき
なかったからさ~


そして私はまだトンネルの中。
大劇場はサヨナラ公演だというのに。宙組2公演手放すことに。
宙組での定位置いつもの2列41番だというのに。
タニちゃんからのキラキラ目線に、おばさん勘違いしながらも戸惑う席
だというのに。
。。。ちっ!ちっ!だわよ。

内戦後の少女たち

未だトンネルから抜け出せないでいるギブリ。
引きこもってDVD三昧の日々。
録画したオサさんの「Celebration」なんて50回は見たものね。
これからだなと感じるのは「洗練」。←生意気言いました。


何年おきかで見たくなるのが手持ちのこの2作。
 「ミツバチのささやき」
 「エル・スール」
ビクトル・エリセ監督。
十数年前になる? この監督を教えて下さったたぷろうさんには
感謝よ。

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「ミツバチのささやき」は、物語の中に散りばめられた謎にも魅了
されて、映画上演とセットで行われた蓮實重彦氏の講演まで聴き
に行ったりした。
さすが東大総長(当時)蓮實氏、講演の内容とこちらが知りたいこ
との接点はなく、謎はさらに深まったまま今にいたるのだけど。
たぷろうさんに言わせれば、謎は追求しない!のだそうだ。

「エル・スール」のエストレリャが、父親の部屋の机の引き出しから
父の秘密を感じ取る姿は、子供の頃の私とかさなる。
父の書斎に忍び込み、机のずしりと重たい引き出しをひとつひとつ
音をたてないよう慎重に引き出して、中を探ったりしたものだ。
あの頃の私は、何か探りたい目的でもあったのか?

エストレリャが見つけた父親の秘密。
それは、少女の頃の限られた世界から未知の世界へ踏み出す扉だ
った。

スペイン内戦で疲れ果て傷ついた心を抱えている大人たちをよそに、
見開いた目で新しい世界を求めていく少女たちのなんて豊かな感受性。
時代は悲惨でも、明日を見つめる若いまなざしがある。

両作ともに背景は内戦後のフランコ政権下。
台詞で語らずとも伝わってくるエリセの魂の大なることよ!! 
こんな静謐な映画が大好きなのだ。

我慢できました

一日中降り続く雨。。。雨。。。
雨足がつよい。

チャチャチャチャ サーシャが廊下を走ってきた。
もっちゃう。もっちゃう。
もっちゃいそうと訴える。
急いでレインコートを着せて庭に出す。

プルプルしながら、すっきりした顔して戻ってきた。

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コリオレイナス

今年後半のレイフ・ファインズのスケジュールは?とネットをふら
ふら彷徨っていたら。未だにふっとレイフを思い出すのよね。

ついに監督デビューなのだと!
作品はあの「コリオレイナス」なのだと!
主演も兼ねるのだと!

またマニアックな
採算度外視、世界配給期待なし?
そりゃぁ彼は好きだろう、シェイクスピアを。
でも古代ローマの政治の話しを映画で見たいと思う?

ジョナサン・ケントの舞台には通ったけれど、シェイクスピア作品の
中でそれほど面白いとは思えなかった。
戯曲を読まずに観たからか、コリオレイナスの人物像というのが
さっぱりとらえられなかったせいかもしれない。
はっ!今思うに、たんに英語が理解できなかっただけのことじゃな
いのか。

武将のくせに、猛母にとりすがってマザー。。マザー。。と泣かれ
ちゃ妻の立場は。と憤慨しながらもこの場面大好きだったりと私も
いいかげん支離滅裂なのだわ。
コリオレイナスとオーフィディアスの関係はちょっといいんだな。
その台詞、どこまでアナタの本心?と疑いながらも、勝手によこし
まな方向へはしりそうになって危なかった。

さてこの映画、猛母にはヴァネッサ・レッドグレイヴと交渉中とのこと。


そして、リンクを飛んでいった先で驚いた!!
ヴァネッサ・レッドグレイヴの娘のナターシャ・リチャードソンが、先月
スキー事故で亡くなったとの記事。45歳。
母親の知的美しさにプラス華やかさをそなえて、英国女優にしてはめ
ずらしく美形だった。
ルヴォーの舞台に出ているかと思えば、「キャバレー」でトニー賞を受
賞したり「欲望という名の電車」のブランチでは絶賛され、主役も演じれ
ば脇でも存在感で光っていたのに惜しい。
今年は「リトル・ナイト・ミュージック」への出演も決まっていたはず。
「上海の伯爵夫人」を見たのが最後となってしまった。

シャンソン・フランセーズといえば

春野寿美礼ディナーショー「Celebration」、DVDを販売してほし
かった。
スカステ放送。音声映像ともに他チャンネルでは考えられない
酷さ。我が家だけの現象なのか、友人が今夜の録画を送ってく
れるというので、比べてみよう。


パダンパダン、今のオサさんにはあのダイナミックなアレンジでの
歌い上げも良かったけれど、いつか、愛する人の身体に指をはわ
せるかのように歌うラ・ボエームやイザベル、恋は一日のようにを
聴いてみたい。     視聴⇒☆
絶対に聴きたい!!  

学生時代に聴きに行ったシャルル・アズナブール。さえない小男
(だと、あの頃は思っていたの)から発散されるエロスに圧倒され、
移ろいゆく想い、失われた時へのノスタルジーに心震えた。
ポエジーを味わえない悲しさなんかふっとんだ。一曲ごとのドラマ
を、歌うだけではなく、あの男はまなざしで動きで感じさせてくれた。
シャンソンに魅了されたのはこの時かもしれない。


行けなくなってチケットを譲ったマルグリット日生とこの間の雪組。
なんと両日ともあさこちゃんご観劇だったとのこと。
雪組の時は、あさこちゃん3列どセンターあたりだったらしいので、
5-42番からはまたまた斜め左からのご拝顔だったというわけね。
笑っちゃうぐらい遭遇率が高いジェンヌさんだ。
ちなみにオサさんとの遭遇は一度もなし。
よい、それでよい。客席にオサさんがいたら舞台に集中できなくなる。

もぐってます

長いトンネルを抜けると6月であった。サンケイイベントの日である。
なんてことになってないか。
もっともサンケイイベントは平日、泊りがけは小豆がいないので無理、
なので行けないが。

はい。体調悪くてトンネルにもぐったまま、中で立ち往生のギブリ。
なにが悔しいって、行けなかったマルグリット日生劇場。
日生は1日だけの予定だった。ダブルヘッダー。
当日、さぁ出かけようと靴を履くときになって、くらくらめまいで諦めざ
るを得なくなった。
とにかく空席にしたくない。
Sさまに、観てくださる方を見つけていただきほっとしたが、
「私は観ることができなかった」という事実に、とてつもなく打ちのめさ
れたぞ。
梅芸の千秋楽に、まだあと2回観られると思っていたのが、神に見離
された気分となりガックリだ。

その後すぐの「ストーン夫人のローマの春」も、明日の雪組も空席に
はできない席だとメールを流しまくり、かわりを見つけてチケットを
発送し、あたふたと過ごしているうちに、あれ?これなら自分で観ら
れない?行けるのでは?
いや、季節が三寒四温なら体調も同じくなのだ。ふ~クラクラ~

家にこもってゴロゴロしながら、退屈まぎれにと手に取った本。
これがまたいけなかった。
ヴァージニア・ウルフの「ある作家の日記」。
日記なら、適当な頁を開いては読むを繰り返しながら読める。
ところが「あの病気」と書かれているのを目にする度にビクリとする。
ダメだダメだ。。。今は憂鬱になる。

気分が落ち込んでいる時には、やっぱり武田百合子だ。

今夜は、オサさんの昨年末にあったDSのスカステ放送。
グリーンのドレスの裾が、私の足元を撫ぜていくのを感じながら、
移動していくオサさんの顔から目をはなさず、メイクちょっと濃くない
ですかなんて思っちゃったり、さぁて、映像ではどうかな?

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