2009年11月

「ロマンチック・レビュー」本

岡田先生の出版記念パーティーに出席した友人から、ドカンと
「ロマンチック・レビュー」本が送られてきた。
なんでも大量に購入したのだとか。

タニちゃんタニちゃんタニちゃんだらけのグラビア
だから当日のメインゲストは、タニちゃんだったようなものなのね。
シャネルをバッチリ着こなし、それはそれはお人形さんのような
大和悠河さんだったそうですよ~

麻実ターコさんのショーでは岡田先生の「グラン・エレガンス」が
結構好きだったのだが、これはロマンチックレビューのカテゴリー
にはないのね。
「グラン・エレガンス」だって吉崎・高橋・大橋・任田のいつもの
岡田組だよ~
あまりにも、いにしえのことすぎて、どうでもいいけど。

イルージョンの場面でのターコさん、大好きだったなぁ。
音楽が高橋城、振り付け名倉加代子よ。
尚すみれがはちきれんばかりに踊っていた。

とうとう退団まで背負い羽根を拒否したターコさんだったけど、唯一
ちっちゃな羽根を背負って歌ったワン・ナイト・オンリー。
BWで「ドリーム・ガールズ」のヒットが、その前年のことだったから
岡田先生ちゃんとお勉強してはったんやねぇ。


宝塚観劇後は帰りの阪急電車の中で、友人たちに観てきたばかり
の舞台の愚痴をグチグチとメールで飛ばしては憂さをはらしてきた
けれど、先生たちも苦労しているのね~ということは解った。

助手時代って丁稚小僧みたいなものなのねぇ。
あげく干されて仕事がない。妻子を養うには。。。
花園のスタッフとしても、なんと哀れな。
そんな時代もあったのねぇ。
稲葉君も苦労しているのかしらぁぁぁ~~

センチメンタルなもので

友人と電話でおしゃべりしながら、ぼんやりとPCの画面を眺めて
いた。
おやっ?このPCでのお役目を終えたので、とうの昔にアンインス
トールしたはずのセキュリティソフトのアイコンがデスクトップに残
っているではないの。

おしゃべりは続けながら、なんとなくそのアイコンをいじくっている
うちに、無意識に「次へ」「次へ」「次へ」のボタンをクリックしてい
ったバカ。

気がつけば、インストールされちゃったのよ!!
自動更新で料金は毎年銀行から落ちていたのね~ ←管理能力ゼロ

それからというもの、PCがえらいことに。
PCの中にセキュリティソフトが二つ!!互いに喧嘩し合い混乱を
招いたらしい。
メールの送受信ができない。
WEBの表示ができない。
すぐにフリーズ!フリーズ!フリーズ!固まってばっかり!

今日はこの対処に、セキュリティソフト会社のサポートセンターの
方と電話で、延々4時間もかかったのだ。
PCの中に散らばっていた残骸の撤去に思いのほか時間がかか
ったのだけど、その方のコンピュータ頭脳、あぁぁ~こういう人を、
我が家に一人ほしいわぁぁ~~

長い間、私のPCを悪玉の攻撃から守ってくれて有難うとサヨナラ
を言うときには、電話での英語なまりの日本語の声しか知らない
サポートセンターのその女性との別れがと~~っても寂しくなった
私でありましたよん。

どこへ行くの

須賀敦子を読んでいると、時折、ドキリとするような文章にであう。

ふりかえると、霧の流れるむこうに石造りの小屋がぽつんと残されて
いる。自分が死んだとき、こんな景色のなかにひとり立っているかも
しれない。ふと、そんな気がした。
そこで待っていると、だれかが迎えに来てくれる。
                 「霧のむこうに住みたい」より。


友人からのメールで知ったなーちゃんの訃報。
麻実ターコさんと同じ時代の星組花組でのなーちゃん。
ダンスもだけど歌声も忘れられない。
死んだらどこへ行くの?うちのサーシャはどこへ行ったの?


前回のDVDの続き。「悲しみが乾くまで」。

ベニチオ・デル・トロ。トロちゃんを見るためだけに借りてみたのだが、
夫を亡くした妻の心情が繊細に描かれていた。
トロちゃんは相変わらずこぃくって!こぃくって!
鬱陶しいほどの濃いぃ~さで。
そのうえ薬物中毒ときては風貌からしてババッチイ。
画面に水をぶっかけて、その濃さ汚さを洗い流してやりたかったほどよ。
いやぁ~あの濃いさを肴に酒をのむ楽しみを奪うな!!

でも、過去は有能な弁護士、現在はヘロイン中毒のこの男、心根が
湯たんぽみたいに温かくてとっても優しいのだ。
そんな彼が、死んだ夫の親友だったら。。。
共に大切なものを失った男と女。よくありがちなテーマ喪失と再生なだ
けに、ストーリー展開もありがちなものだったが、女性監督の生きる力
って素晴らしいというメッセージは伝わってきた。
片目あり両目ありの目だけのクローズアップで、心情を捉える手法も
効いていた。

トロちゃん(役名をとんと思い出せないの)が参加している、薬物中毒者
が自己の体験や日々の出来事などを語り合う集まりでの祈りが、ライン
ホールド・ニーバーの祈りだった。

神よ、変えることのできないものを受け入れる心の静けさ、
変えることのできるものを変える勇気、
そして両者の違いを見分ける叡智を私たちにお与えください。

ルー・サロメ

まだ一ヶ月が残っているけれど今年を振り返ると、映画館に一度も
行かなかった。年内に行く予定もない。
もっぱらネットのレンタルDVDばかり。
新作の順番がなかなかまわって来ないのが難ではあるが、レンタル
店に出かけて行く手間がはぶけるだけでも楽でいいのだ。

借りて、見て、忘れて、いつものごとくその繰り返し。
それでも印象に残っている作品はといえば「ルー・サロメ 善悪の
彼岸」「悲しみが乾くまで」「サガン/悲しみよこんにちは」「列車に乗っ
た男」あたりだろうか。

来年、麻実ターコさんの舞台だからと見てみた「冬のライオン」も、
ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘプバーン版、パトリック・スチュア
ート、グレン・クローズ版、どちらもよかった。
ヘンリー2世とエレノア、名優が演じてこそだわね。


「ルー・サロメ 善悪の彼岸」。
1977年度の作品。監督は「愛の嵐」のリリアーナ・カヴァーニ。
最近はルー・サロメをザロメと表記するらしいが、いまさらそんな。
私はサロメでいく。
その美貌その思想で、さまざまな男性を虜にしてきたルー・サロメ。
 いいわ踊るわ。愛するヨナカーンの首を切り落としてくれるなら。。。
ヘロデ王の義理の娘サロメのように、ルー・サロメも愛する男を破滅
へと導いていったのか?

この作品は、タイトルにニーチェの著書「善悪の彼岸」とあるように、
ルー・サロメと、かの有名な哲学者ニーチェやその弟子パウル・レー
との出逢いから別離、そして男二人が迎える悲惨な最期までを描い
ている。

ニーチェとパウル・レーから同時に愛され、それぞれから求婚される
と、「結婚はいや、二人での生活なんて牢獄のようなもの。3人で一緒
に暮らしましょ」。19世紀末の女性の選択がこれよ!!

3人での共同生活が始まり、はぁ~?ルーが望むのは三位一体?
崇高な魂の自由?とかなんとか言ったって、そんな生活むちゃです。
男二人は嫉妬に苦しみ、解放されることのない己が魂に絶望し苛立つ。

そのうえ、ニーチェにはガチガチのキリスト教徒の妹がいて、ロシア系
ユダヤ人であるルー・サロメを受け入れられるはずがない。
家系の恥とばかりになにかにつけて横槍を入れてくるのだから、共同
生活の崩壊は目に見えている。

3人が別れた後、ニーチェは「ツァラトゥストラはかく語りき」の1部を一
気に書き上げたのだとか。ルー・サロメとの別れなくして「ツァラトゥスト
ラは。。。」は誕生しなかったのか?このあたりのことは、以前NHKの
ETV特集が詳しく語っていたような記憶があるが、忘れてしまった。

やがて狂人となったニーチェがみる幻覚、ニーチェの死を知りパウル・
レー自身も死に向かって漂うなかでの妄想、いずれも倒錯的な官能の
世界だ。

こんな写真を撮ったりして、はしゃいでいた時は今いずこ。

6f9b41b0.jpg

荷車に乗ったルー・サロメが、ニーチェとパウル・レーに鞭をふって
いるという。。。この3人を語る時に、はずせない写真。


ルー・サロメにはドミニク・サンダ。
この映画が製作された時代、ルー・サロメを演じるには彼女が相応し
かったのかもしれないが、ルーに面立ちから体形まで似ているし、でも
「暗殺の森」のアンナを演じた時ほどの存在感はない。
パウル・レーを演じた俳優は、どこかで見た顔だと思ったらケン・ラッセ
ルの「マーラー」でマーラーだった俳優だ。


このような本があります。
ニーチェ・レー・ルー/彼等の出会いのドキュメント 5000円也

84b24b6d.jpg

お値段がぁぁ~~
気が向いたら図書館ででも探しましょ。



はぁ~それにしても疲れる映画だった。

夢かうつつか

スカイステージを見ると、娘役二人が可愛いお着物姿で京都の街
を歩いていた。
和菓子の老舗で、生菓子作りの講習まで受けている。
たまらなくあんこが食べたくなった。
たしか冷蔵庫に榮太郎のあんみつがあったはずだ。
何ヶ月も忘れられていたあんみつ。
 死んだ女より、もっと哀れなのは忘れられた女。。。(byマリー・ロ
ーランサン)なんて、つぶやいてみる。
見向きもされなかったあんみつが、賞味期限も生きている状態で、
冷蔵庫のすみっこ他の食品のかげに隠れて申し訳なさそうに、こっ
ちを見ていた。
深夜1時になるというのに、カップの蓋をはがしたあんみつとスプーン
を持って再びTVの前に。

TV画面は番組がかわってアラカルト「怒り」。
前にも見ているのに、ついつい見てしまう。
猫を抱いている姫を柏木に寝とられて、光源氏、嫉妬の炎メラメラで
怒る!の場ですよ~
タモさんははんなりと怒る。
オサさんといえば火を噴くような怒り。
お二人とも見目麗しく神々しく、恐れ多くも光の君さま、口の中のあん
こをどうすれば?飲み込んでる場合でしょうか。
思い出してきちゃったわ~
あなたのおこしのない夜はあふれる涙で頬をしとどに濡らします~♪
ぼんぼりの灯りがゆらゆら~なんて歌もあったわねぇ。
べつになくてもいいような歌だった汗


ビニール袋に満タンにしたおぜんざいを、自転車のカゴに入れられて
私は途方にくれている。
自転車を走らすとピチャっとおぜんざいが飛び散る。
なんでビニール袋なのか?
なんでくくってないのか?

ソロリソロリと自転車を転がしながら歩いていると坂道に出た。
坂の下、その先には水面がキラキラ輝いている湖が広がっている。
レマン湖だ。
振り返ると、電話の盗聴が趣味の元判事の家の門扉(というより木戸か)
がガタガタと揺れていた。

寝る前にあんこなどを食べたばかりに、見た夢か。
和と洋のとり混ざり具合が、なかなか絶妙であった。


キェシロフスキ監督の作品で好きなのは、なんといっても「トリコロール
/赤の愛」だ。
レマン湖を背に坂道をのぼって行ったところに元判事の家はあった。
これが、子供の頃の一時期に住んでいた善福寺池の風景に似ている
のだ。
坂道に池、湖ではないところにスケールの差は出てしまっているけどね。
薄暗い部屋で、電話の盗聴ばかりしている元判事が住む家も、善福寺
池の周辺で見かけそうな家だ。

ジャン=ルイ・トランティニャン。「男と女」の頃よりも、こうして老いてから
のほうがいい味が出てきて好きになった。
我が家の電話でよければ、いくらでも盗聴させてあげるから。

私の旅路

家の中では、音楽だけに集中して耳をかたむけることができなくなっ
たのは歳のせい?
だとばかり思っていたら、あらまあ~オサさんもにっこり(久しぶりに更新
された春野寿美礼さまブログより )

CDをかけながら、
テーブルにドサッと置かれた郵便物を開封してみたり、
その辺のほこりをダスキンではらってみたり、
普段は見ないふりを決めこんでいた窓ガラスの汚れをみがいてみた
り、引き出しの整理をしてみたり、ちっとも音楽だけに集中できてない
私。
ベッドでゴロリンとなりながら、一日中音楽だけを聴くことができてい
た若い頃に戻ってみたい。


それだけではなく、わさわさと落ち着きなくあらぬ方向へと飛んでいく
思考。これもどうにかならないものかしら。

リガからの絵はがきに触発されて「オデッサ・ファイル」のDVDを借り
てきた。
リガで知っていることと言えば、ユダヤ人強制収容所があったというこ
とぐらいなんだもん。もう一度あの映画を見てみようと思った。
戦後、ドイツの記者が、リガにあった強制収容所の所長を追い詰め
ていく物語。当然ながら、建国されたイスラエルの諜報機関モサドも、
ナチス戦犯を追っている。
アンジェリーナ・ジョリーの父親のジョン・ヴォイトが記者役だった。
唇そっくり!父娘。

↓↓
モサド。。。ひと昔前に「憂国のスパイ」というゴードン・トマスの本を
読んで震えたのを思い出した。
世界を震撼させた事件には、モサドが絡んでいる。
えっ!ダイアナ妃事故死も?
クリントン元大統領のセックススキャンダルも?ブルブル~

↓↓
そうだ、モサドが報復していく映画があった。
「ミュンヘン」だ。このDVDも借りて来た。
ミュンヘンオリンピック事件 を題材にスピルバーグが監督した作品。
彼はその名がしめすとおりユダヤ系。
同監督の「シンドラーのリスト」は優れた映画だと思うけれど、これ
でもかこれでもかとシンドラーに述懐させるくだりは、ちょっとくど過
ぎないかと興ざめだった。

↓↓
お~ミュンヘンオリンピックの年のイスラエルの首相は、ゴルダ・メイ
アだったのね。
メイアの経歴には、ウクライナの貧しい村からアメリカへ移民したとあ
る。「屋根の上のヴァイオリン弾き」のユダヤ一家と同じだ。
後にイスラエルの首相に就任したメイアはその時8才。
きっと可愛い少女だっただろう。

↓↓
イスラエルの民が、国歌であるハティクヴァ(希望)を歌う時の思いは、
年代によってさまざまだろうが、我々日本人には計り知れないものが
あると思う。

↓↓
ユダヤ系のバーブラ・ストライサンドだったら、イスラエルの国歌を歌
っているわね。やっぱりね。
4階席までうめつくした観客が手にする灯りがキレイ。

       ⇒☆

まずはステージ上のバーブラと、スクリーンに映し出されたメイア首相
とのトークから始まり、3:21あたりから「イスラエル国歌ハティクヴァ
(希望)」であります。お聴きください~~

↓↓
なんで、今、イスラエルの国歌なんぞを聴かされなきゃならないわけ。。。
azuママのぼやきが聞こえてきそう汗


はい、リガからの長い長い私の旅路、やっと辿り着いた先がazuママ
でありました。

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