2010年08月

8月はコウモリ

この暑さ。クーラーを止めることができない。
日中は極冷えの室内でぼんやり過ごして、日没と共に動き出すといっ
たまるでコウモリのように生きていた8月。
やむをえず出かける時には身体をカチカチに冷凍し、目的地に着く頃
にやんわり解凍が終えた状態となるよう、そして行った先では冷蔵状
態の身体に保ちつつ。帰宅時はもうとけてグッタリだ。
こんなことをしていたら自律神経が麻痺しきって、秋口には体調を崩す
だろう。

某日そんな冷凍人間で出かけて行った先は宝塚ホテル。
花組の組長から研一生まで全員をお迎えしての某パーティー。
今回、お隣にすわられたのは娘役さんだった。
乾杯のグラスに、どうぞ、どうぞと飲み物を注いで下さったり、楚々とし
たイメージとは異なり、一言一言が愉快な方で、意外にもテキパキとし
たしっかり者さんの印象。
トップさんも気軽にツーショットなどに応じていらしたり、とっても和やか
なひと時だった。


昨年末に機能停止となったHDDは、『はい、では初期化して下さい』。
メーカーの一言に、
『あわわわ~~
初期化って。。。録画してあるものが全部消えてしまいますよね?
いえ、すでに消えているんですけど。データ上ではHDDに空きがない
みたいなので。 これってデータは残っているのでは?修復できないか
と。。。。。あわわわ~~~』

うろたえる私に、またもや冷たく言い放たれた『いや、初期化してみて
下さい』。

。。。。。初期化で大事な『コースト・オブ・ユートピア』他、50数時間の
録画番組はきれいさっぱり消えてしまったけれど、快調になったHDD
にまたもや溜め込む。

ついこの間が千秋楽だったのに、もう放送された『冬のライオン』。
ヘンリー2世に平幹二郎、その妃エレノアに麻実れい。

広大な領土アキテーヌを抜きにしてエレノアを語れない。
可愛くもあり女傑でもあり。
幽閉先から戻されて、クリスマスのつかの間を過ごし、また幽閉される
館へと帰っていくエレノア。
見送るのは、妻であるエレノアを幽閉した夫だ。
長年苦楽を共にし、理解し合っている夫婦に戻ったかのような労わりの
会話。二人はなんて穏やかな表情をたたえているのだろう。
それまで丁々発止に噛み付き合っていたのが一変してこれなんだから

王位にあり広大な領土を抱えている者たちよ。ほんとにご苦労様なのだ。
この夫婦のすさまじい夫婦喧嘩を見せられたら、麻実ターコさん、
ストリンドベリの『死の舞踏』などもいかがでしょうか?

dubさんがイアン・マッケランとヘレン・ミレンのこの舞台を観にNYに行
かれたのは、あの自爆テロからそう日が経ってない時だったはず。
そういえばストリンドベリなんていう作家がいたね。幸せの欠片もない男。
この時に、彼と、彼の作品では『令嬢ジュリー』だけしか知らなかったの
を思い出したのだった。

ヘレン・ミレンといえば『終着駅 トルストイ最後の旅』がもうすぐ公開だ。
近場のTOHOシネマズに来てくれたら見に行こう。

 オフィシャルサイト ⇒☆

随所に流れてくるカッチーニのアヴェ・マリアに惹かれて、録画しながら
とうとう最後まで見てしまった『トーマの心臓』。
スタジオライフの舞台は初めて観たが、やはり私にはディディエ・オード
パンの首筋なんぞが思い出されて、羊を抱いて御ミサに与る姿の可愛
かった『悲しみの天使』をこえるものはないのだ。

 

拍手を有難うございました

 もにさま
  お返事が遅くなって申し訳ありません。
  『葬送』は ジョルジュ・サンドの多感な歳頃の子供たちとショパンの
  関係あたりを抜き出して読んでみたりで、はかどりません
  もにさまはすでに読了されましたか?
  サンドについては、時代の寵児でもあったミュッセやショパンを次々
  と愛人にして粋がっているどうにも鼻持ちならない女性。。。なんて
  思っていたのは私の知識不足でした。
  激しい恋に落ちて、あげく恋に疲れても、連れ子と愛人との間で苦悩
  しても、精力的な執筆活動は衰えをみせず、政治活動にもかかわっ
  たり、なによりも田園での生活を愛する魅力的な女性ではないです
  か。うん!オサさんに演じてもらいたいですよね。いい脚本で。
  それよりもなによりも、もうすぐですね。サントリーホール

『Chopin et Sand ー男と女ー』 繰り返して

はじめて聴いた時はムッとした。
幻想即興曲と夜想曲のアレンジが原曲からかけ離れすぎ。
あえてそうしたのか? ムッ!ムッ!

詩を味わっているうちに、かすかに伝わってくるあのメロディー。
いや確かなメロディー。
原曲の趣を残しつつ、今を生きる男女のドラマを時にはアンニュイに
時には情熱的に語るのね。
ムッとしたのが嘘のように、このドラマチックな世界に魅せられて、軽
目アレンジの他の曲よりも断然好きになった。

マラケシュを観ていなければ、今こうしてオサさんのCDを聴いている
こともなかったはず。 砂漠で果てたリュドヴィーク、それともイベットか。
彼らのパリが。
時をこえた今、ノクターンの調べにのって新しい恋人たちのなかに甦っ
たかのようだ。ああまた同じドラマを繰り返して。

マーラーも、はじめは「ん?」だった。
へんちくりんなところが大好きだったケン・ラッセルの映画 『マーラー』
での、湖水に浮かぶコテージの仕事部屋を思い出した途端、そう!こ
れは湖水なのだ!舟を出さなきゃ。月の光に導かれて私は行くの。
なんと静謐で美しい風景なのだろう。
もう陶酔であります。   オサさま、ありがとう。

拍手をありがとうございました

 AZUママ
  ましてこの暑い時でしたから、移動は酷ですね。
  手付かずテープにDVD類、気に入ったが最後そればっかりに
  なるので、手付かずが山積みになってしまうのね。
  今見ないものはあとでも見ない、あとで見るものは今でも見る
  ハムレットの台詞とはちょっと違う?。。。でもこれ教訓。
  肝心なのは覚悟だ。いらないものは捨ててしまおう。
  片付けられる女になりたいです。

 まいじょさま
  須賀さんがサバの書店を訪ねたときと同じ思いにかられて。。。
  ということなのでしょうか。
  では私は、リナーテ空港21時50分発でトリエステを訪ねましょう。
  『鉄道員』のビデオを見た時には、リッカ家に黙ってあがり込んで
  いろいろ覗き見しているような気持ちになりました。
  現在の『ミラノの奇跡』は? 日本の都心のような変わり具合では
  ないことを。それこそ奇跡でしょうか。

 

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