今更ながらでございますが。

梅芸「ファニー・ガール」の初日と千秋楽、翌日のトークショーに
行くことができた! 
はぁ~行くことが『できた』というのが実感。はぁ~~
要介護人を抱えて、初日も千秋楽も当日の朝にはとても出掛けら
れるような状態ではなかったけれど、ヘルパーさんと小豆にお任せ
して、どうにか行くことが『できた』のだ。
しかも千秋楽の日は、自宅までの所要時間1時間足らずであって
もホテルにお泊りしちゃいました。予定の行動というわけよ。
呑気といえば呑気。。。

私にとって、ほとんど1年ぶりのオサさんですよ~
状況が許せば、せめてもう一回ぐらい観たかった。
たった4日の公演期間、それも平日続きではヘルパーさんの調整
からして無理無理。

初日はサイド席だったからか(通路をへだてたセンターに座る彩音
ちゃんとまなと君の横顔がよく見えました)、オサさんのマイクだけ
が小さく聴こえて舞台にノリ遅れたのか私、早くもさめた目で観てい
たような気がする。
どうした私?幕間で自分を叱咤してみたり。
結局最後までノレなかったのは、音楽のせいかもしれない。
映画とずいぶん違うのね。
大好きな「マイ・マン」がなかった!
これは映画のために作られた曲だったのか?

千秋楽、この日も出かける前にひと悶着あったけれど、センター席
だったので初日とは打って変わってオーバーチュアからうきうき~
ノリノリ~。
それにこの時には、映画は映画、舞台は舞台だと切り替えができ
ていたのね。 ←遅すぎます。
音響もとくに気に障るところなし。
これでなくっちゃ!やっぱりセンター!絶対センター!
梅芸って阪急の傘下に入った時に音響設備を一新したはず。
でもなんだかなぁの劇場なのだ。

ファニーのオサさんも初日よりノッてます。
ファニーに全精力を注いでます。
ひたむきで可愛くて、おそれるなんて言葉はファニーの辞書には
な~い!前を向いて進むのみ。

ニックの出現。ファニーにとってもギャンブラーは訝しい職業なのだ
ろうけど恋は盲目。いつだって恋は盲目。ゴージャスに酔う恋。
レストランで突然ガハハ~と笑い出してみたりしたのは、あくまでも
ファニーとしてのガハハ~だってことは、言われなくても解ってます
ってば。

ファニーを見守っているエディに対しては、恋心なんてないものだか
ら、声をかけるにもぶっきら棒。
哀しさに包まれちゃった橋本じゅんさんのエディの後姿なんて、丸っ
こいのに寂しくて、天を仰いだあとガクッと力なく下を向き肩を落とす
ペンギンの背中のようだった。

恋に突っ走っても結婚となると。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

トークショーでゲストの綱島ニックが話してくれたところによると、正塚
先生は、妻からいくらでも援助してもらいたい、ぜんぜんOKなんだそ
うです。
男の沽券に関わるとの発想さえなければ、自尊心が傷つくこともない
ものねぇ。おぉ有難う!の感謝のひと言ですんじゃいます。
ファニーと正塚先生が夫婦だったら、別れることにはならなかったの
かしらぁ~

そういえば結婚式で、新郎新婦の上司などのスピーチに「恋愛は華
麗なる錯誤であり、結婚は惨憺たる理解で」というのが、ふた昔ぐら
い前までには定番のように出くわして、あ~またかと退屈したものよ。
その理解をお互いが紡ぎ合えないものなら、深く傷つけ合う前に別
れる選択もありでしょう。愛があっても。

で、悲しみをこらえて「マイ・マン」を歌うのかと思っていたら、「パレー
ドに雨を降らせないで」だった。
わぁ~ん!かえすがえすも残念でならない。未練たらたら。
でもオサさんの「パレードに雨を降らせないで」も圧巻でした。

はい。未練がましく貼り付けておきますよ~



中程からの高音域、パンチをきかせてこれぞバーブラ。
オサさんで「ファニー・ガール」が決まった時、まず嬉しかったのが
この歌をオサさんで聴ける!だったの。。。


千秋楽翌日のトークショー。
ホテルお泊まりだったので、ゆっくりとルームサービスの朝食で家
のことなんか忘れてやる~
あらあら、オサさんと至近距離のお席。
結婚生活のことは話したくない人ではなかったの?分からん人だ。
でもオサさんのちょっと引いたところからの思考、好きだわ~
意外にこういう人が、ほとばしるような情熱を秘めていたりするのよ
ね。宝塚でトップを極めたということが、すでに物語っているわけだ
けど。

昨夜、今TVでテニス・プレイヤーの杉山愛(?)のドレス、オサさん
がお召しになっていたドレスと同じでは?
Sさまからのメールに慌ててチャンネルを合わせてみると。
同じブルーのドレスだった。
細身色白のオサさんに、柔らかく幾重にも折りたたんだようなドレー
プがとってもお似合いだった。
なんだか私、ウエストのあたりばかりをガン見しちゃったみたい。
羨ましいライン、触れてはならぬぞと、あの細さがささやいていました
わん。


このメールを受信した時の私はというと、レンタルして来た映画の
DVD「コレラの時代の愛」なんていうのを寝転がって見ていたのだ。
なんちゅうタイトル。。。ほかに考えられなかったのかねぇ?
なんのことはない。ガルシア=マルケスの原作そのまんまのタイトル
だったわ

ほぉ~延々と手紙を書き送るんだ。
同じ作家の「予告された殺人の記録」でも、書き綴った大量の手紙を
ハラハラハラハラと男がばら撒いていたっけ。