やっと飾ったプレゼピオ。
背後から、また夏まで出しっぱなしだろう。。。の声が。

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今年度の芸術祭賞が発表され、演劇部門ではTPTの『おそるべき
親たち』が大賞に輝きました。

おそるべきキャスト、スタッフ。
おそるべきTPT。

ジャン・コクトー、おそるべし。

お茶会で麻実ターコさんは語っていらした。
『おそるべき親たち』は、育てていただいた大好きなTPTで、お役に
たてるならと引き受けた。
演出の熊林弘高さんは、TPTの『黒蜥蜴』の時にセットの後ろでピアノ
を弾いていらしたのだとか。
「4人の実力派の緻密で柔軟な演技力と、一人の新人のピュアな力強
 さが拮抗し、凄烈な共鳴を引き起こした舞台は、圧倒的な完成度の
 高さで他を圧していた。
 ーー中略ーー
 演劇ならではのダイナミズムを存分に味わわせてくれた、稀有な名舞
 台である。」
と評され、ターコさんの喜びもひとしおでしょうね。


そして、今年の観劇納めは、麻実ターコさんの音楽朗読劇。
お誘いいただいた宝塚スペシャルを振り切って、兵庫芸術文化センター
での『停電の夜に』を選んだのだ。
この舞台の発表があるまで、私は作者のジュンパ・ラヒリを知らなか
った。
ロンドン生まれのベンガル人でニューヨーク在住。美しい人だ。
現在40代の前半、すでにオー・ヘンリー賞、ヘミングウェイ賞、ニューヨ
ーカー新人賞、ピューリッツァー賞、フランク・オコナー国際短篇賞の受
賞歴を持つ。

朗読はイメージが果てしなく広がる。
2部の『三度目で最後の大陸』は、登場人物それぞれのキャラが際立
っていて、朗読されているターコさんの向こう側で、役者たちが演じてい
る姿を観ているかのようであった。
アポロ11号が月に星条旗をたてアメリカ中が湧き上がっていた時代。
いるんだなぁ。
頑なにWASP至上主義かにみえて、意外にも広い視野で生きていたり
するあのような老婦人。
異国で生きていく自信を、人との出逢いから得ることがあるとすれば、
あの老婦人が主人公の男性に与えた影響は計り知れないものがあっ
て、そこに泣ける。
ターコさんも涙を拭っていたように見えた。

音楽と朗読が、あうんの呼吸で嵌った時の感動はたまらない、今日が
そうだったと、アフタートークで音楽の笠松泰祥さんとターコさんお二人
ともが話されていらした。

ターコさんは千鳥格子のパンツスーツ。
舞台ソデより歩み出たその瞬間から、これぞ麻実れい。
今年もありがとう。


拍手を有難うございました

 AZUママ
  不幸じゃないよ。人生なんて思いとおりにならないものさ。
  なんてことを言うようでは、朗読で感動した意味がないわね
  あの老婦人は103歳だよ。当時ウーマンリブなんかの活動をして
  いそうだった娘が介護したのだろうけど、100超えたら大変よね。
  お互いまだ100いってないだけでもいいんじゃない。。。なぐさめ
  にもなってないけど。。。