前回ブログをUPしてベッドに入って、持ち込んだ須賀敦子の『ユル
スナールの靴』の頁をパラパラと繰っていると、指先がとある文章
であれ?というように止まった。

ハドリアヌス帝を追ったマルグリット・ユルスナール。その後を
須賀敦子が追ってヴィラ・アドリアーナの遺跡を訪ねた時のことだ。
皇帝が晩年引きこもったといわれている「海の劇場」について、
『これが何世紀ものあいだ「海の劇場」と誤って称され、近年、のち
の研究者たちが「島の離宮」と呼びなおすことにした。。。』
とあるではないか。

NHKBS『ローマ皇帝の歩いた道(後編) 末路を見つめたハドリアヌス』
でナレーターの柴田祐規子はたしかに「海の劇場」とよんだ。
この番組は初回放送が2004年とはいえ、1996年に出版された
『ユルスナールの靴』の時点で「島の離宮」と呼びなおすことにした
とあるのに、呼びなおしていないではないか。

もう眠れない。
今度はノートPCをベッドに持ち込み、ヴィラ・アドリアーナの公式サイト
へといってみた。

   こちら⇒☆  なんと美しい、ゆめのあと。

Teatro marittimo とある。
公式の記述がこうなのだから「海の劇場」でよいのではないのか?

ひっかかりを見つけると眠れない。
ヴィラ・アドリアーナを訪れた方、もう一度案内書をだして読んでみて、
私に教えてほしい。
私に安眠をください。 


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ハドリアヌス帝が愛したアンティノウス。
アンティノウスの彫像の中では、ルーヴル美術館にあるまだ少年の
面差しを残したこの横顔が好きだ。

さまよえる いとおしき魂よ

ハドリアヌス帝が死の床で作ったといわれている詩文のいとおしき
魂とは、死にのぞむ皇帝みずからの魂ではなく、ナイル川で溺死し
たまだ10代だった青年アンティノウスの霊への呼びかけではない
かと、須賀敦子は『ユルスナールの靴』で書いている。

私はそうだとばかり。。。俗っぽく考えてはいかん、などと打ち消して
きたけれど、やっぱりあれはアンティノウスよね。


拍手を有難うございました

 AZUママ
  いや~非常にすさんじゃいますよ。
  予定が組めないというのはかなりのストレスだわ。
  そのストレスを踏んづけて、戦うの。
  AZUママだったら勝てるわよ。って勝ち負けの話か
  もうすぐメイちゃん。咳がすごくて。行けるのか?